波乱に満ちた人生のルーレットを回せ! 信長・秀吉・家康に茶を献上した宇治の老舗茶舗“上林春松本店”の歴史とコカ・コーラ社『綾鷹』発売までの道のりをたどる人生ゲーム
急須でいれた緑茶の味わいを目指して作られたコカ・コーラ社の『綾鷹』。その開発に深く携わる、宇治の老舗茶舗“上林春松本店(かんばやし しゅんしょうほんてん)”の450年の歴史とコカ・コーラ社の『綾鷹』が誕生するまでの歴史を楽しめる『綾鷹 人生ゲーム』がパソコンとスマートフォン向けに公開されました。信長・秀吉・家康といった歴史上の人物とも交流のあった、上林春松家の波乱に満ちた人生とコカ・コーラ社の『綾鷹』誕生までの歴史を追体験できる『綾鷹 人生ゲーム』。第一章クリアを目指してプレイしてみました。
あの『人生ゲーム』とタイアップした本格人生ゲーム
『綾鷹 人生ゲーム』は、今年で45周年を迎える本家『人生ゲーム』のタカラトミーがコカ・コーラ社とタイアップしたブラウザゲームで、パソコンとスマートフォンから無料でプレイ可能。“あのルーレット”を回して、進んだマス目のイベントを通して茶師の最高位を目指し人生を歩んでいきます。
現在公開されているのは第一章『茶師として名をあげる篇』。永禄年間にプレイヤーは宇治に移り住み、さまざまな武将や茶人と交流を深めながら茶師として栄華を極めていくというストーリーになっています。
最初にプレイヤーのコマを作成。性別や着物の色を選び、名前を入力したらプレイヤーコマの作成が完了します。ゲームのルールは、最後のコマまで進み、小判(所持金)の多さで競い合うというもの。次のパラメーターが勝敗を握ります。
小判:所持金。イベントで増減したり、「収穫」のコマを通ると収穫に応じた小判が獲得可能
位:茶師としての位。イベントで位が上がっていく
茶園:お茶を収穫できる茶園の数。終了後に資産として小判に換算可能
収穫量:位の高さと茶園の規模に応じて決まる、1回の収穫で得られる小判の数
アイテム:イベントで獲得するアイテム。終了後に資産として小判に換算可能
波乱万丈すぎ! 上林春松本店の人生
さあ、いよいよゲーム開始です。基本、ルーレットを回してコマを進めていくだけなのですが、ルーレットは1回のプレイで3回までしか回せません。ルーレットの残り回数は毎日5時と17時に回復するので、1日に最大でも6回しか回せない! 貴重なルーレットを心して回しましょう。
基本はイベントで小判を獲得したり、茶園の開墾や位を上げることで生産量を増やし、収穫時に得られる小判を増やす、という流れで小判を貯めていけばよいのですが、そこはルーレットが命運を握る『人生ゲーム』。始めてみると、茶師として順調に成功していくのはなかなか大変です。
たとえば褒美として茶園を10反もらった! と思っても、次のイベントで戦により茶園が荒らされて20反失い、所有する茶園が0に。そんなときに通常の2倍の収穫が得られる収穫イベントがあっても、茶園が0だから得られる小判が0枚、なんていう悲劇も待ち受けていたりするのです。
ルートには分岐のある個所があり、どちらを通るかでイベントの内容が異なります。もちろんいいイベントがあるルートを選びたいのですが、どちらに行くかはルーレットの結果次第。ルーレットが決める運命に翻弄されて一喜一憂する、『人生ゲーム』らしい展開が楽しめます。
登場する歴史上の人物が超豪華キャスト
ストーリーを彩るのは、歴史上の豪華な武将や茶人たち。なにせ開始早々、徳川家康に茶師として仕えて知行権を持ってしまったりするのです。こちらは初代上林春松の兄である久茂(ひさもち)や弟である竹庵(ちくあん)が家康に仕官したという史実に基づいています。リンク先の記事から史実について学ぶと、上林春松本店の450年の伝統と歴史を深く知ることができ、上林春松本店スゲえと思うことしきり。
家康だけでなく、織田信長の戦の道案内をしたり、千利休に弟子入りしたり、豊臣秀吉から重用され書簡をもらったりと、この時代のオールスターキャスト勢ぞろい。
漫画『へうげもの』の主人公にもなった数奇者・古田織部も登場、上林家から書状と贈り物が届いたことに対するお礼の書簡が届くなど、上林春松本店が時代の茶の湯文化の確立に貢献した茶人たちと深い交流があったことが分かります。
スマートフォンでも続きがプレイできる
そんな大河ドラマみたいな展開が気になって、どんどん次に進みたくなる『綾鷹 人生ゲーム』。でも1回のプレイでは3回しかルーレットが回せないので、回復したらすぐにルーレットを回したい!
パソコンでプレイした続きはスマートフォンでもプレイできるので、外出時や移動中はスマートフォンを活用して先に進みましょう。連続ログインボーナスもあるので、毎日ログインするのがお得。
筆者もパソコンとスマートフォンでプレイを重ね、ようやくゲームは終盤に。秀吉の死後、関が原の戦では恩義のある家康側の東軍についた上林家。関が原の戦い以降は家康が宇治を直轄地にして茶師を重用、上林家も繁栄したところで第一章が終了します。
ついにゴール! ランキングはどうなった?
ようやく迎えたゴール。筆者は茶師としてどれぐらい成功できたのでしょうか。ランキングが気になるところですが、まず資産を評価した小判の合計を見てみましょう。
獲得した小判は307枚。やはり収穫で0枚になった事件が響いています。茶園は100反なので、1反につき小判1枚の評価で100枚。イベントで獲得したアイテムは、利休に弟子入りしてもらった「唐物茶壷」が最高で100枚。あとは思ったより価値が高くなく、資産は合計602枚でした。
筆者のゴール時点のランキングは……4822位。お、おう……。上位の皆さんは1500枚以上も持っています。アイテムをコンプとかしないとダメなのかなあ。上位30名には、タカラトミーの『人生ゲーム アドベンチャー』が当たるそうなので、再度チャレンジして上位入りを目指してみることにします。
次章は時空を超えた旅へ
現在公開中の第一章に続いて、9月には第二章の公開を予定しています。戦国時代を舞台にした第一章に対して、第二章は茶師から茶商へ転身を図る江戸時代から現代まで、さらに11月公開予定の第三章では上林春松本店のコカ・コーラ社との出会いから緑茶飲料の『綾鷹』誕生までと、時空を超えた展開が用意されています。この先の展開も楽しみですね。
綾鷹 人生ゲーム
http://c.cocacola.co.jp/si_ayataka/lifegame/
※ログイン不要の「お試しプレイ」か、『コカ・コーラパーク』『Facebook』『Twitter』のアカウントでログインしてプレイを開始します。お試しプレイで開始しても、途中からログインしたアカウントにデータを引き継ぐことができるので、パソコンでプレイした続きをスマートフォンでプレイしたりランキングに参加したい人は引継ぎをお忘れなく。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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