舞台『ヘブンバーンズレッド』太田夢莉インタビュー「みんなの相乗効果に期待しています!」大人気ドラマチックRPGの舞台版で朝倉可憐役

同名ドラマチックRPGを原作とする舞台『ヘブンバーンズレッド』が、10月31日(金)より東京ドームシティ シアターGロッソにて開幕します。

『ヘブンバーンズレッド』は、『AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』『Angel Beats!』など数々の名作を世に送り出したKeyが、『アナザーエデン 時空を超える猫』『消滅都市』などのライトフライヤースタジオとタッグを組み、麻枝 准氏による15年ぶりの完全新作ゲームとして「最後の希望を託された少女たちの物語」を描くドラマチックRPGです。

その待望の舞台化である舞台『ヘブンバーンズレッド』に、太田夢莉さんが朝倉可憐役で出演。お話を聞きました。

●今回演じられる朝倉可憐役について、記者会見で切り替えが難しそうと言われていましたね。

わたしが演じる朝倉可憐は、“かれりん”というかわいいキャラクターと、“カレン”という殺人鬼の二面性があり、原作のゲームだと人間性がいきなり切り替わったりするんです。ビジュアル撮影も2パターン撮ったのですが、目の色が変わるなど見た目も変化するので、どうやって瞬時に切り替えていくのか、最初少し心配になったんです。

●原作がお好きとのことですが、どのようなところに魅力を感じましたか?

少女たちの雑談も含まれていたりして、きれいすぎないところがいいなと思ったんです。それと演じる朝倉可憐には、二面性にいたる重い過去もあり、楽しいことだけじゃなく、現実的な要素が含まれているところもいいなと思いました。ファンのみなさんも驚く「まさかこのキャラがここで!?」みたいな、およそこうであるだろうというゲームの概念を覆してくるところがすごいなと思いました。

●その要素が今回の舞台版にも投影されているかもしれませんね。

詳しいことはここでは言えませんが、舞台の尺もあるのでどうなるか分からないけれど、わたしは“かれりん”と東城つかさちゃん(星波)の個人的に好きなシーンがありまして(笑)。“かれりん”がローテンションの関西弁で話す場面なのですが、それがあったらいいなと思っています。

●生歌唱も注目ポイントですよね。

そうですね。これまでたくさんの舞台に出させていただいたのですが、歌うシーンがあんまりなかったので、バンドスタイルでボーカルを担当させていただけるなんて、本当にうれしいです。高校生の頃、バンドをやりたいと思っていたんです。当時はまだアイドルをやっていましたが、バンドの存在を知り始め、その良さに気づき始めて、あこがれが強くなり、自分でも音楽をやりたいと思うようになったんです。今回、夢が叶いました。

●舞台への出演が続いていると思いますが、改めてその面白さについてはどう受け止めていますか?

とても楽しくやらせていただいています。今までいろいろな役を演じさせていただいて、自分でも好きだなと思っているのですが、強いキャラクターが多いんです。控え目な少女というよりかは、バーン!と声を張り上げるような役のほうがわたしには演じやすくて。逆に控え目なお芝居を舞台で表現するほうが難しかったのですが、今回で言うと“かれりん”は控え目なのですが、カレンになった時にズバッ!といけると思うので、本番が楽しみです。

●本作にはさまざまなキャリアの女性のみなさんが集結していますが、これだけのメンバーと舞台をともにすることはいかがですか?

個性豊かな女性のみなさんとご一緒させていただきます。もちろん普段男性のみなさんと共演させていただいても刺激はいただきますし、影響を受けることもありますが、同じ女性同士だと、筋肉量の違いがあるのにこんな動きもできるのかとか、同性でできるのなら自分も頑張らなきゃという刺激をもらうんです。今回みなさんとお会いして芯の強さも感じたので、もう何も心配ない。みんなの相乗効果でいいところまで上がっていけるという期待がわきました。

●最後に舞台を楽しみに待っている太田さんのファンの方にメッセージをいかがでしょうか。

舞台「ヘブンバーンズレッド」は、バンドに戦闘シーンに、大変盛り沢山な内容となっております!

ゲームに触れてみて、日常的なほのぼのした会話があるからこそ、別れや戦闘などの真剣なシーンがより際立つんだと感じました。

舞台版が初見のお客様にも受け取っていただけるように、意識して演じていきたいと思います。

劇場にてお待ちしております!

■公式サイト:https://officeendless.com/sp/hbr_stage/ [リンク]

■ストーリー

謎の生命体「キャンサー」に襲われた地球は危機に瀕していた。

「キャンサー」にはこれまで人類が生み出してきた兵器による攻撃が一切通じず、撃退する術を持たない人類は、敢えなく敗退した。土地は放棄され、様々な国が戦禍に消えていった。

――― 今では陸地の大半は「キャンサー」の支配下である。

もはや人類に残された時間は少なく、絶滅も覚悟したその時、ひとつの新兵器が開発された。

それこそが決戦兵器「セラフ」であり、それを装備した者だけが「キャンサー」に効果的な打撃を与えることができた。

人類は「セラフ」を操る術を手にした者たちをかき集め、最後の希望を託してセラフ部隊を設立した。

しかし、「セラフ」を操れる者はひとつの共通項を持っていた。それは、何かしらの才能を持った少女たちであるということ。

第31A部隊に所属する茅森月歌もその一人。

同じ部隊に所属する和泉ユキや、第31B部隊 部隊長の蒼井えりかをはじめとするセラフ部隊の仲間たちと出会い、共にキャンサーとの戦いに身を投じていく。

失われゆく世界で、最後の希望を託された少女たちの物語が今始まる―――。

©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ©VISUAL ARTS/Key
©舞台『ヘブンバーンズレッド』製作委員会

(執筆者: ときたたかし)

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