お金で遊ぶ体験型アートイベント「おかしなおかねII」開幕! ルールも金額もない禁断の紙幣。価値が出るかは、あなた次第?
2025年6月21日(土)、6月22日(日)にて、Hype Free Waterによる体験型アートイベント「おかしなおかねII」 が中目黒・JUST ANOTHER SPACE(3F、5F)にて開催される。
Hype Free Waterは、コムアイと村田実莉による水の循環と地球環境をテーマに活動するコレクティブ。これまでにアースデイ東京2021「サスティナブルファッションウィーク2020+1」のキャンペーンビジュアルを手がけるほか、Podcast番組「ぺらぺ〜らの泉」などの活動を行なってきた。
本イベントのテーマは、「お金の価値とは何か?」という問いから始まった。森林破壊や異常な低賃金労働など、グローバル規模のさまざまな形の搾取のもと成り立っている資本主義。第二弾目となる本イベントは、そんな私たちの住む世界をどうもおかしな方向へドライブしてくれちゃっている「お金」という存在について真っ向から社会実験を行う。
架空の銀行「地球銀行ホイホイ」から発行されるオリジナル通貨「ぺ〜ら」を使った体験型アートイベント。入場料に対してランダムな数量、大きさ、形式で発行された「ぺ〜ら」には、一定の価値は存在せず、来場者が自身で価値を決めることとなる。 会場ではアーティスト、ミュージシャン、デザイナーなどジャンルを越えた約35組の住人(出店者)で賑わうマーケットが展開。住人として、河野未彩、最後の手段、JACKSON kaki、Hiromu Oka、ぼく脳、ミナミリョウヘイ、 YAGI EXHIBITIONなどが並ぶ。
2日間にわたり、トークイベント、ワークショップなど開催するほか、両日ともに売り上げ結果発表および表彰式を行い、売り上げ上位者には拍手が送られる。
開催に至るまでも別会場でイベントを実施。6月4日(水)に原宿「bar bonobo」では、コムアイと食品まつり a.k.a FOODMANによる新作EP「おかしなおかね」のリリースパーティをNTsKi、FrEaKyNoRiKyなどをDJに迎えて開催。6月10日(火)には、DOMMUNEにコムアイと村田実莉がトーク出演予定。
昨年10月に第一回目を約400人の来場者とともに盛況のうちに終え、待望の第二回目開催となった本イベント。参加条件は、入場料から換金した禁断の通貨「ぺ〜ら」のみ。通貨と言っても、ルールも金額は決められておらず、価値は来場者と住人(出店者)のコミュニケーションによって決められるといった非日常的な体験を堪能できる。主催者側から決めた台本やルールはなく、どんなものを作って売るのかは住人次第。
自由に破ったり、デコったり、偽造できる禁断の通貨「ぺ〜ら」。「おかしな」お金で遊ぶカオスな空間で、唯一信じれるものは、自分自身で感じる価値や信用。そんなある種、自分たちが生きる資本主義をおちょくりながら再演する社会実験を楽しみ、改めて自分の価値観を見つめ直してみよう。
おかしなおかねII
会期: 2025年6月21日(土)~6月22日(日)
時間: 6月21日(土)14:00-22:00 | 6月22日(日)14:00~20:00 ※入場は閉場の30分前まで
会場: JUST ANOTHER SPACE 目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル3F、5F
入場料: 2000円 (小学生以下無料。中高生は学生証提示で1000円)
※ キャッシュレス決済のご協力をお願いします。
前売りチケット販売先: Artsticker https://artsticker.app/events/76760
※ 前売り特典として「おかしなおかね」シングル音源DLリンクを配布。 イベント開催:ワークショップ、トークイベントなど
※ 細かいタイムスケジュールは、Hype Free Waterのインスタグラムをご覧ください。
リンク: @hyperfreewater
企画: Hype Free Water(コムアイ、村田実莉) 制作:もりたみどり、倉田佳子
PR: 倉田佳子
Hype Free Water
2020 年にアーティスト・コムアイとビジュアルアーティスト・村田実莉が開始した、水の循環と地球環境をテーマに広告制作するアーティビズム・コレクティブ。
アーティビズムとはアート + アクティビズムから成る造語で、アート表現で社会・環境問題について問いを投げかける活動。これまでに池袋 PARCO、GoGreenGroup、ファッション・レボリューションなど、業界の現状を変え環境保全 のために事業を展開する事業主への企画提案と広告制作を実施してきた。
Hype Free Waterは、「水は共有資産で自然から分け与えられるものだけれど、ペットボトルで販売しているのはなぜ?」というシンプルな問いからスタートした。その問いをさまざまな角度から捉えるため、水圏環境を 専門にする大学教授とのフィールドワークやインタビューも実施。実際に目で見て体感した自然環境を通して、環境問題を提起する表現活動を行っている。
https://www.instagram.com/hypefreewater/

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