“タラク”ことNTR Jr.さんが日本の水族館に降臨! サメとのご対面に密着&映画『デーヴァラ』について色々聞いてみた

『RRR』の歴史的大ヒットで日本でもブレイクを果たしたトリウッドのスーパースター、NTR Jr.主演最新作『デーヴァラ』が大ヒット上映中です。全世界興行収入は約90億円をあげ、『RRR』に次ぐNTR Jr.史上2番目のメガヒットを記録!そして最高のダンス・テクニックを持つ“タラク”ことNTR Jr.の魅力が全編に炸裂する空前絶後のノンストップ・マサラ・エンタテインメントとなっています。

本作での魅力の一つが、NTR Jr.によって主人公・デーヴァラと一人二役で演じ分けられた、息子・ヴァラが暴れまわる巨大サメを操る激しい海中アクション。

【動画】『デーヴァラ』 規格外海中アクションシーン
https://www.youtube.com/watch?v=LJpJP2rSHS0

人間VS.サメ…圧倒的に劣勢かと思いきや、縄を手にしたヴァラはサメの背ビレをガッチリ掴み、なんと馬乗りに!なおも暴れるサメを物ともせず、殺気立った表情を浮かべたヴァラの迫力をぜひスクリーンで。そんな世紀のサメ対決を記念して、タラクさんがしながわ水族館に降臨!本物のサメと対面しました。

しながわ水族館に降り立つタラクさん。立っているだけで絵になる…!

水槽内を悠々と泳ぐサメですが、タラクさんを目の前にすると上の方にのぼっていってしまう。「僕を怖がっているのかな?」と笑顔を見せ、茶目っ気たっぷりなタラクさんです。

また、この日対面したサメはシロワニで英語名がサンド・タイガー・シャーク。「なんてピッタリなんだろう!僕は昔、ヤングタイガーって呼ばれていたし、海岸のシーンが多い『デーヴァラ』には砂がよく出てくるしね!」と、共通点についても目を輝かせます。

@getnewsfeed 映画 #デーヴァラ 主演NTR jr.さんが日本でサメとご対面!!!🦈🔥 #サメ ♬ Red Sea BGM (From "Devara") – Gokulan Sembiyan

水槽を見つめるタラクさん、至宝。

「息子はサメに乗っている僕が大好きなんだ!」NTR Jr.さんインタビュー

映画『デーヴァラ』の役作りについて、日本のファンへの想いなどお話を伺いました。

※一部、映画本編の内容にふれています。

――ジャパンプレミアイベントも取材させていただいたのですが、ファンの方の声援がすごかったですね。そして、タラクさんのダンスも最高にカッコ良かったです!

ありがとう! 正直に言うとインドではとても多くの方が応援してくれて声援をくれる自覚はあるのだけれど、日本でもインドと全く同じようなレスポンスを感じられるということにとても感謝しています。日本の方がくださる愛にすごく圧倒されるし、感謝してもしきれないほどの想いだよ。初めて来日して以来たくさんのサポートを感じているし、皆さんがいるから良い作品を届けたいと思えるんだ。インドの文化を伝えたいし、日本の文化も大好きなのでお互いに触れ合えれば良いなと思っているよ。

謙虚で、温かさがあって、年上の方をリスペクトする所が、インドと日本の似ている部分だと思う。本作でも描かれているけれど、神を崇めながら武器を称えるようなダンスをしますよね。自分の使う道具に対しての敬意がある。絵描きだったら筆とか、あなただったら文章を書く道具とか、そういったものをすごく大切にする所が良い共通点だよね。

――タラクさんは特に大スターでありながら謙虚でいらっしゃいますよね。お辞儀する姿がとても素敵だなと思います。

日本の方もよくお辞儀してくださりますよね。僕は「いつもあなたを見ています、ありがとう」という気持ちをこめているよ。

――『デーヴァラ』で一人二役を演じられていますが、デーヴァラとヴァラ、全く違う性格に演じ分けていたことが素晴らしかったです。

以前も父親と息子役の一人二役に挑戦したことがあるのだけれど、その時にはまだ自分の心の準備が出来ていなかったと思うんです。今は自分が父親になったことで、両方のキャラクターをよりよく理解することが出来る様になったと思います。自分が息子だった時の気持ちを思い出してヴァラを演じ、今の息子に対する気持ちをデーヴァラに投影したりね。
これは前からよく言っているのですが、演技というものは誰からも教わることは出来ないのです。生きている中で、自然や人と触れ合い、その経験をベースにして演じるしかないと思うんですよね。なので僕が子供たちと触れ合ったことで良い芝居が出来て、皆さんに気に入っていただけるのであれば、子供たちに感謝しかないですね。

――お子さんも『デーヴァラ』はご覧になったのですか?

下の子はサメに乗っている僕のシーンが大好きで。「パパがサメに乗っている!」とすごく興奮していたよ。上の子はもう少しディープな見方をしていて、ダンスについてや芝居について色々な感想をくれました。もしかしたら彼自身も演技に挑戦したいのかもしれませんね。親が出来ることというのは、子供たちに安全な形で色々ものを経験させることだと思っていて、僕の親も僕に対して好きなようにやらせてくれたので、息子たちにも、自分たちのやりたいことを追いかけながら、それぞれ花開いてくれれば嬉しいんだ。

――「サメに乗っているパパが大好き」というセリフは、タラクさんのお子さんと、ジェイソン・ステイサムさんのお子さんくらいしか言えないセリフですね!

しかも、僕の場合はただ乗っているだけじゃないからね!(笑)
(スタッフさんに尋ねる)僕と(ジェイソン)どちらがすごい?
(スタッフさん)あなたです!

――ジャパンプレミアにて「『RRR』のダンスは脚が痛かった」とキンタロー。さんとお話しされていましたが、本作のダンスシーンでフィジカル的に大変だったのはどの振りですか?

『Ayudha Pooja』でも脚をたくさん動かすので大変だったね。でもファンの方が僕のダンス気に入ってくださってるので文句は言えないんだ。少しくらいの痛みがなければ良いものは生まれないからね。僕は視覚的に『Ayudha Pooja』が一番気に入っているのだけれど、タンガとの『Daavudi』はインスタグラムでたくさんのリール動画が作られたし、Spotifyでもその年のインドで一番再生されたそうです。初めて聴いた時に「これは絶対ヒットする」って理由は分からないけれど直感的に感じたよ。

――タンガのキャラクターも新しい女性像ですごく興味深かったですね。

僕もタンガのキャラクターがすごく好きなんです。本作のキャラクターはどれもすごく深い描かれ方をしていますが、タンガは特に重層的ですよね。舞台が戦士の国なので、そこで生きている女性たちも強いんですよね。
バイラもすごく深いキャラクターで、デーヴァラと一対一で戦える唯一の人物であり、バイラとの戦闘シーンは特に気に入っています。あとは、ナレーションの役割も持っているシンガッパというキャラクターも大好きで、世代を通して戦士たちの変化を語ってくれますよね。これらの興味深いキャラたちがこの作品を背負っているのだと思います。

――デーヴァラが背負っている宿命がラストに重く響いてきますよね。タラクさんは出演する作品選びにおいて、例えば「エンターテイメントだけに振り切った作品は好まない」と言った軸があるのでしょうか?

エンターテインメントはとても大切ですけれど、映画の“ベース”にはなり得ないと思うんですね。映画のベースにはストーリーがあるべきだと思います。インドを舞台にしているからこその奥行き、意義があるものが好みで、『バーフバリ』シリーズ や『RRR』の様にエモーショナルで感情を揺さぶられるものに参加したいと思っています。観客に伝わる感情がどんなものなのか、ということは作品選びの際に注目している所です。
かといって「これがメッセージです」と表立って言っている様な作品はあまり好きではなくて、『デーヴァラ』のコラターラ・シヴァ監督はすごく崇高なメッセージをさらっと入れてくるんですよね。そういう映画作りがすごく好きです。

――本当に素晴らしい作品、素晴らしいお芝居をありがとうございました!

撮影:オサダコウジ

@getnewsfeed 映画 #デーヴァラ 主演の NTR jr.さんにメッセージをいただきました🦈❤️‍🔥 #サメ #タラクさん ♬ オリジナル楽曲 – ガジェット通信(公式)

『デーヴァラ』新宿ピカデリー他にて絶賛上映中!
監督:コラターラ・シヴァ『ジャナタ・ガレージ』
出演:NTR Jr.『RRRRRR』、ジャーンヴィー・カプール『グンジャン・サクセナ -夢にはばたいて-』、サイフ・アリー・カーン『ヴィクラムとヴェーダ』
2024年/インド/172分/シネマスコープ/5.1ch/原題:Devara
字幕翻訳:藤井美佳/字幕監修:山田桂子/映倫区分:PG12
配給:ツイン
(C)2024 NTR Arts. All rights reserved.

映画公式ホームページ:https://devara-movie.com
映画公式X:https://x.com/devaramovie_jp

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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