亡き家族の声や姿を“故人AI”技術で再現する新サービス「想いあい」本格始動

「想いあい」で制作されたAI動画からの一コマ

TORA SCIENCEは、動画・写真や音声データから亡き家族の声や表情を、“故人AI”技術で再現する新サービス「想いあい」を本格始動した。

あわせて同社は、提携する葬儀業界・互助会を広く募集し、AIによる新たな葬送文化の創出を目指している。

「想いあい」の特徴

「想いあい」は、動画や写真、短い音声データをもとに故人の声や表情をAIで再現し、約1分程度のメッセージ動画として納品するサービス。まるで故人がそこにいるかのように語りかける“追想メッセージ”を作成し、グリーフケアや家族間の絆の再確認をサポートする。

“追想メッセージ”の作成においては、「故人の顔がはっきり写った写真1枚」と「数十秒の声のデータ」、ほんのわずかな情報でもAIが自然な表情や声色を再現。

また、同社の社内倫理ガイドラインに基づき、依頼主から預かった台本を“忠実に”再現する方針を徹底している。AI任せで勝手に作り込むことは一切なく、「故人に何を言ってほしいか」について家族が考えたメッセージのみを採用。あくまで“想いの再現”に重点を置き、無理な創作や虚偽の内容は排している。

加えて、専門家の意見を取り入れつつ、利用者の精神的なケアや依存リスクを下げるよう配慮。カウンセリングの案内にも対応している。

サービス利用イメージ

「想いあい」の利用イメージとして、一周忌や法事で故人が家族に向けて「ありがとう」と語りかける映像を上映すること、結婚式や誕生日といった人生の節目に故人の祝福メッセージを届けること、遠方の家族にもデータを共有し、思い出を一緒に振り返ることなどが挙げられている。

「1分のメッセージは短すぎるのでは?」と思う人もいるかもしれないが、実際には、短いメッセージだからこそ言葉が凝縮され、直接心に響くという利用者の声が多く届いているそう。法事や記念日、結婚式など人生の節目に、1分の“想い”が大きな感動を生むだろう。

料金プラン・申し込み方法

「想いあい」では、3つの料金プランを展開。音声再現メイン「想いの種プラン」29,800円(税別)、1分程度のAI動画制作「想い咲くプラン」49,800円(税別)、デジタルフォトフレーム付き「想いつづくプラン」79,800円(税別)がある。

申し込みは、公式サイト内のフォームにて受け付けており、故人の動画・写真・音声データを預ける形で進み、7営業日以内に納品の流れだ。

「想いあい」がAIによる新たな葬送文化を築くかもしれない。

「想いあい」公式サイト:https://omoiai.jp
「想いあい」サンプルムービー(YouTube):https://www.youtube.com/watch?v=NN1kNrEgRM4

(Higuchi)

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