【奈良県天理市】宿泊施設「cofunia」が西山塚古墳の麓に誕生！テーマは、陰陽五行と五感

奈良県天理市にある企業・cofuniaは、3月20日(木)の春分の日、奈良県天理市に新たな宿泊施設「cofunia」をオープンする。

同施設のコンセプトは、「人の営み×五感」「時の流れ×五行」。古代の前方後円墳「西山塚古墳」の麓という特別なロケーションを活かし、古代の思想「陰陽五行」と「五感」をテーマにした唯一無二の宿泊体験を提供するという。同社は、自然と歴史が調和するこの地で、過去と未来を繋ぐ新しい形の滞在を届けていく考えだ。

「陰陽五行」をテーマにした宿泊棟と飲食棟が誕生

cofuniaは、長年空き家となっていた築100年以上の古民家を活用したいという地元住民の想いからスタートした。

全国から集まった約100名のボランティアが地元コミュニティと協力し、リノベーションを実施。クラウドファンディングを経て、「木・火・土・金・水」の「陰陽五行」をテーマにした4棟の宿泊棟と1棟の飲食棟が誕生した。訪れる人々が「五感」を通じて奈良の歴史や文化を体感できる設計になっている。

なお、「陰陽五行」とは、「五行(木・火・土・金・水)」の5つの元素が相互に作用し、万物を構成するという古代の思想のこと。暦や年中行事、風水、都市設計など、日本の文化にも深く根付いている。

「こがね(金の棟)」は、夜空に浮かぶ真鍮のシルエットが印象的で、静寂の中で心を落ち着けたい人にぴったり。

「みず(水の棟)」は、童心に返り、冒険心を呼び覚ますロフトとツリーハウスの部屋。

「つち(土の棟)」は、洞窟をイメージした独特のデザインで、2階の寝室からは墳丘が見渡せる。

「き(木の棟)」は、古材を活かした温かみのある空間なので、家族や友人とゆったり過ごせるだろう。

「ひ(火の棟)」は、以前使われていたおくどさんを模したキッチンカウンターが特徴の飲食棟だ。

宿泊棟数は、4棟10床(定員2名〜4名)＋飲食棟(火の棟)。宿泊料金は、1泊2日朝食付きで2名32,000円(税込)〜だ。宿泊希望者は、下記の予約サイトから予約しよう。

また、西山塚古墳の特別なロケーションにも注目。西山塚古墳は前方後円墳で、年間約25万人が訪れる「山の辺の道」ハイキングコース上に位置している。

第26代継体天皇皇后の手白香皇女のお墓と言われており、墳丘からは大和三山を見渡せる絶景の眺望が広がる。

地域と共に歴史的遺産を守り、未来へ繋ぐ

今回の「cofunia」オープンにあたるプロジェクトは、クラウドファンディングを通じて500万円以上の支援を受け、多くの人々の応援によって形となった。宿泊費の一部は、西山塚古墳の保護活動や景観維持に充てられる。

また、古墳の植物や古代の道具を活かした手仕事体験、地元の自然と文化に触れる体験プログラムなどを提供予定とのこと。同社は、これからも地域と共にこの歴史的遺産を守り、未来へ繋いでいく考えだ。

“cofunia”について

cofuniaは、地域の人から長年空き家となっていた古墳の麓に建つ古民家を譲り受けたことがきっかけで、2023年9月に会社を設立。地元コミュニティと全国から集まった約80名のメンバーと共にリノベーションに取り組んできた。長らく果樹園として地域と共生してきた古墳のあり方を尊重しながら、現代における新しい共生の形を探求していくとしている。

「西山塚古墳」の麓に位置する「cofunia」に宿泊し、特別な時間を過ごしてみては。

■cofunia
住所：奈良県天理市萱生町1021
「cofunia」予約サイト：https://www.chillnn.com/191c494f581212
「cofunia」公式Instagram：https://www.instagram.com/cofunia.nara/

(ソルトピーチ)