「lyf渋谷東京」オープンを記念し「#ShibuyaDive Night」が開催 館内デザイン担当した座二郎氏がアート制作についてトーク

シンガポールに拠点を置き、世界40カ国230都市以上で展開するThe Ascott Limitedは、日本国内では3店舗目となるソーシャル&ライフスタイルホテル「lyf(ライフ)渋谷東京」を2024年12月19日にオープンした。

同施設のオープンを記念し、1月23日に一夜限りのイベント「#ShibuyaDive Night」を開催。館内デザインを手掛けたイラストレーター、漫画家、建築家とマルチに活動する座二郎氏によるトークセッションが行われ、アート制作の裏側が明かされた。

自己紹介を求められた座二郎氏は「絵を描く仕事もしているんですけど、建築の設計もしていて、あと漫画も描いています。壁画やイラストなど手広くやって、生きていこうとしている作家です」と冗談を交えてあいさつ。

2000年から2021年までの間、前田建設工業株式会社(以下、前田建設)の設計部に務めていた経歴も持っており、偶然にも同施設のゼネコンは前田建設であった。「ゼネコンの人が『たまたま』と言うと裏で何かあるのでは……と言われがちなんですが、本当に偶然私を選んでいただいて。(現場に)行ってみたら、顔なじみの現場所長がいて、みたいな。そういう運命でした」と笑顔を見せた。

館内デザインのポイントを解説する場面では「すべて渋谷か、lyf渋谷東京に関連する何かでしか描いてないです」ときっぱり。エレベーターホールの階数表示も、渋谷の街でデザインしたとのことで「渋谷の特徴的な場所に行って、数字をピックアップしました。その場に立って撮った写真をベースにしています。渋谷を体験する人に向けて、渋谷の1ページを見せるのがいいんじゃないかなと思い、提案しました」と話した。

お気に入りのデザインを聞かれると、渋谷の構内図をモチーフにした絵を指差し「渋谷の地下って迷宮みたいになっていると思うんです。やだっていう人もいるけど、楽しむこともできると思っていて。渋谷の構内図ってウェブでチェックするとめちゃくちゃやばい形をしているんですよ。こんなところに迷い込んだらやばいみたいな」と制作背景を明かした。

最後に、2025年の活動予定を問われ「今はTOTOのギャラリーでやっている展示に、漫画家として参加しています。あと、商業媒体で漫画家としてもやっていて、何とか単行本にしたい。基本的に、建築と絵の間みたいなことを追求しようと思っていて。建築は、何千年も絵を使って空間を共有してきている。漫画と絵と建築に共有する話しなので、それを今年は突き詰めていくぞ!っていうつもりで、2025年頑張っていきたいです」と意気込んだ。

人が集まることに真価がある街「渋谷」にダイブすることで、さまざまな魅力を体験してほしいという想いから、同施設は「A New Way to Belong」をコンセプトに「#ShibuyaDive」プロジェクトを発足。現在は、同施設の宿泊者や写真家、渋谷にゆかりのある著名人が、渋谷にダイブしたことで発見した街の魅力やデュープスポットなどをSNSを介して投稿している。

また、同プロジェクトの第1弾として、日本人写真家・Junya Watanabe氏と、インドネシア出身の写真家・Kelvin Tan氏によるスペシャルフォトエグジビション「#ShibuyaDive Day&Night」を1月24日から2月28日まで開催。Junya Watanabe氏は光と水(雨)を独自の感性で切り取り、Kelvin Tan氏は温かみのある雰囲気で街や人を撮影する。展示数は20点で、同施設の1階ロビー、2階共有スペース「CONNECT」、客室に続く廊下にも展示中。

Junya Watanabe氏は夜の渋谷、Kelvin Tan氏は昼の渋谷を撮影しており、同展示では1度に2人の写真家の作品、昼と夜で異なる渋谷の街の様子を楽しめる。

■スペシャルフォトエグジビション『#ShibuyaDive Day& Night』

概要 期間:2025年1月24日~2月28日

開催時間:11:00-20:00(最終入場19:30)

開催場所:lyf渋谷東京(東京都渋谷区宇田川町4-3) 1階ロビー/2階ソーシャルラウンジ「CONNECT」/2階客室廊下

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 「lyf渋谷東京」オープンを記念し「#ShibuyaDive Night」が開催 館内デザイン担当した座二郎氏がアート制作についてトーク
マガジンサミット

マガジンサミット

TVと雑誌がコラボ! 雑誌の面白さを発見できるWEBマガジン 自分が欲しい情報を、効率よく収集できる「雑誌」 ライフスタイルに欠かせない「雑誌」 ちょっと雑誌が欲しくなる、もっと雑誌が読みたくなる、そんなきっかけが生まれるように、TVやラジオ番組の放送作家たちが、雑誌の情報を中心にオリジナル記事を発信していきます!

ウェブサイト: http://magazinesummit.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。