「空飛ぶクルマVR体験会」も!阪神・淡路大震災から30年の節目に開催された池田市「いけだ防災フェア」リポート

ソフトバンクおよびLINEヤフーは、1月19日に開催された大阪府池田市主催の防災イベント「いけだ防災フェア」に出展。 同イベントは、阪神・淡路大震災の教訓、知恵を次世代に伝えることを目的に開かれ、産官学連携によるテクノロジーを活用した防災体験が実施されました。

ソフトバンクは、持続可能な社会への貢献と持続的な成長の両立に向けて「すべてのモノ・情報・心がつながる世の中を」をコンセプトに、 社会課題の解決に向けてさまざまな取り組みを実施しており、その一環として出展に至りました。 どのような防災体験が提供されたのか、イベントの様子をリポートします。

■「3分でできる避難訓練 スマホ避難シミュレーション<地震編>」

LINEヤフーのブースでは、「ソフトバンク社会貢献プログラム 産学連携プロジェクト」の一環として大阪成蹊大学と共同で、防災啓発を目的としたコンテンツ「3分でできる避難訓練 スマホ避難シミュレーション<地震編>」やヤフー防災模試「阪神・淡路大震災30年特別編」など、防災に役立つコンテンツを活用した啓発活動が実施されました。

同大学の学生が主導となって、ブースに来場した市民に「3分でできる避難訓練 スマホ避難シミュレーション<地震編>」を活用しながら、災害が起きたときの避難方法などをクイズ形式で説明。体験した子どもさんは、出題されるクイズに「難しい」と苦戦しつつも、最後は「楽しかった!」と、前のめりに防災に関して学んでいました。

■ヤフー防災模試「阪神・淡路大震災30年特別編」

同イベントでは、阪神・淡路大震災から30年の節目ということで、2025年1月9日に新規公開されたヤフー防災模試「阪神・淡路大震災 30年特別編」といった、防災に役立つコンテンツも紹介されました。

LINEヤフーソーシャルアクション推進チームの橋口さんは、「ただ防災模試を受けていただくのではなく、何度もチャレンジしていただくことで防災への知見を高めていただき、発災した時にどう行動するのかを平時から身につけていただきたい」などと、ヤフー防災模試の狙いを明かしました。

■空飛ぶクルマVR飛行体験会

ソフトバンクのブースでは、将来、災害時の救助などへの活用が期待される「空飛ぶクルマ」について、VRによる飛行体験会を開催。参加した市民は「日常編」と「災害編」のコンテンツを体験しました。

「日常編」では、VRで「空飛ぶクルマ」に乗り、大阪府内を周遊。「災害編」では、大阪で洪水が起きたという想定のもと、建物の屋上に避難したところから映像がスタート。「空飛ぶクルマ」に乗って、安全な地域の病院へ向かうまでをリアルに体験できました。

体験会は待機列ができるほどの大盛況となり、ある来場者は「VR体験とか、防災のイベントで人だかりができるのは珍しい。そこにまず関心を引かれました」と驚いた様子。参加した市民からは「すごい!」「実際に乗ってみたいですね」といった声が上がりました。

■瀧澤智子 池田市長のコメント

実際に阪神・淡路大震災を経験したという瀧澤智子池田市長は、「阪神・淡路大震災から30年というタイミングはもちろん、災害はいつでも来るという意識を持つ必要があるので、多くの世代の方々に楽しく学んでいただきたい」と、イベントの開催背景を説明。さらに「(ソフトバンクをはじめとする)民間事業者さんやインフラ事業者さんが色々考えて出展くださっているので、楽しく学べる機会になるのでは」と、イベントへの手応えを感じさせるコメントもありました。

■池田市役所 総合政策部 危機管理課 奥村芳弘さんのコメント

池田市役所 総合政策部 危機管理課の奥村さんは「ソフトバンクさんと池田市は、包括連携協定を結んでいるため、お声がけさせていただいた」と、出展を依頼した理由を説明。「みなさんスマホを持っているので、必要な情報もすぐ届くようになっている」と防災におけるスマホの重要さについても語っていました。

■伊丹市“スマホ教室 防災講座”を実施

1月15日には、兵庫県伊丹市がソフトバンクの協力のもと、スマートフォン(スマホ)を活用した災害への備えが学べる「スマホ教室 防災講座」を、伊丹市立生涯学習センターで開催しました。

講座冒頭、伊丹市庁舎・周辺整備担当主幹の中西さんが「阪神・淡路大震災から30年経ち、伊丹市は学校耐震化やインフラ整備などの災害対策を実施し、春には防災拠点となる市役所整備においてグランドオープンを迎えるなどまちの強化に努めてきましたが、これからも南海トラフ地震や気候変動によるさまざまな災害が起こる可能性があります。伊丹市の皆さまと行政が一致団結して災害への備え、公助、自助、共助それぞれを育んでいきたいと思いますので、本日のスマホセミナーが有意義な時間になることを祈っております」と主旨を説明。

講座では、阪神・淡路大震災当時の状況や近年の防災課題をふまえ、スマホを災害時に活用で
きるよう、スマホアプリによる避難経路の設定や安否確認の方法などの操作を説明。ソフトバンク「スマホアドバイザー」の北本さんが避難経路の設定方法などを実践し、地震や水害などといった災害の種類に応じて、どの避難場所が使えるかを事前準備で確認できることを説明しました。

また、災害発生時や緊急時に便利なLINEのグループトークの方法や音声入力の方法、写真の送信方法のほか、伊丹市が運営するLINE公式アカウント「伊丹市」や「伊丹市防災」を紹介。参加者に向け、まちの情報収集に関する重要性や、防災強化の大切さを啓発しました。

参加者の女性からは「実際にスマートフォンを触りながら災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を学んで、説明を聞いて、とても役に立ちました。家でも実践してみます」といった声があり、多くの人が災害時のスマホ活用ついて意識を高めていました。

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 「空飛ぶクルマVR体験会」も!阪神・淡路大震災から30年の節目に開催された池田市「いけだ防災フェア」リポート
マガジンサミット

マガジンサミット

TVと雑誌がコラボ! 雑誌の面白さを発見できるWEBマガジン 自分が欲しい情報を、効率よく収集できる「雑誌」 ライフスタイルに欠かせない「雑誌」 ちょっと雑誌が欲しくなる、もっと雑誌が読みたくなる、そんなきっかけが生まれるように、TVやラジオ番組の放送作家たちが、雑誌の情報を中心にオリジナル記事を発信していきます!

ウェブサイト: http://magazinesummit.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。