手指を高速で動かす外骨格ロボットを装着 →ピアニストの技能が向上すると判明
1月16日、ソニーコンピュータサイエンス研究所が、ピアニストの複雑で素早い手指の動きを向上させるトレーニング法を発見したことを明らかにしました。
Robotic hand exoskeleton increases speed of expert pianists(YouTube)
https://youtu.be/Xhn0UbR3hwU
音楽家、アスリート、外科医などの熟練者は、膨大な練習を経て習得した技能を洗練し続けています。しかし、技能は往々にして頭打ちになり、その限界を突破する方法は完全には解明されていません。
同研究所のリサーチディレクター・古屋晋一さんらの研究チームは、5本の指を個別に高速で動かせる「外骨格ロボット」を用いて、自力では不可能な手指の動きを体験できるトレーニングを開発しました。
外骨格ロボット装着後のトレーニングでは、頭打ちとなっていた技能が向上することが明らかになりました。さらに、トレーニングを行っていない反対の手指の技能も向上したことが判明しました。
この研究成果は国際科学誌「Science Robotics」でも公開されました。(下記リンク参照)
Surmounting the ceiling effect of motor expertise by novel sensory experience with a hand exoskeleton(外骨格ロボットを用いた未体験の感覚体験による演奏技能の天井効果の打破)
https://www.science.org/doi/10.1126/scirobotics.adn3802[リンク]
※画像:YouTubeより引用
https://www.youtube.com/watch?v=Xhn0UbR3hwU
※ソース:
https://www.sonycsl.co.jp/news/16974/
https://www.sonycsl.co.jp/press/prs20250116/
(執筆者: 6PAC)
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