「ファイザー」産婦人科専門医と菅本裕子が伝えるプレママ向けセミナーを開催
医療用医薬品やワクチンの研究開発・製造・販売を行うファイザー株式会社は、“世界子供の日”である11月20日を前に、妊娠中の健康管理についてのセミナーを、妊娠中のプレママを対象に都内で開催しました。
プレママが知っておきたい「妊娠中の健康管理や免疫の変化」についてのセミナーをファイザーが開催!
本イベントは、妊娠中の健康管理や免疫の変化、さらに注意すべき感染症や生まれてくる赤ちゃんの感染症について、母親になる妊娠中期〜後期のプレママたちに理解を深めてもらうべく、ファイザー株式会社が主催で行ったセミナー。
本イベントには、慶應義塾大学医学部 産婦人科教室で教授を務める田中守先生、丸の内の森レディースクリニックの理事長である宋美玄(そんみひょん)先生のお二人が登壇。
そして本日のゲストとして、モテクリエイターとして人気の“ゆうこす”こと菅本裕子さんが登場。
菅本さんは最近第一子を妊娠されたことを報告したプレママでもあり、
「ちょうど妊娠がもうすぐ後期に入るぐらいなのですが、日々不安との気持ちもあり、そんな中呼んでいただけたので、何か1つでも学ぶことができたらなと思っておりますので、本日はよろしくお願いします!」
と挨拶し、本イベントがスタートしました。
第1部:妊娠に伴う体調の変化と免疫の関係について
第1部では、妊婦の体調と免疫の関係についてパネルディスカッションを実施。
妊娠して体調の変化があったか聞かれた菅本さんは、
「やっぱり妊娠前と比べると、初期の頃はつわりもあったのですが、(妊娠前と比べて)体調を崩しやすくなっていたり、疲れやすくなってたりとかで、 今まで通りにはいかないなっていうことも多くありますね。」
とコメント。会場のプレママたちも頷かれていました。
田中先生は妊娠について、
「赤ちゃんっていうのは、 お母さんのDNAとお父さんのDNAを2人分持ってるということで、お母さんの体にとっては異物なんです。例えば臓器移植などでは拒絶反応が起きてしまいますが、お腹の中で赤ちゃんを育てていくので、“免疫寛容”という素晴らしい仕組みをもっているんです。」
と赤ちゃんがいることによる拒絶反応が出ない理由について説明。
しかし、妊娠によって体への負担が大きくなることで、病気が重篤化しやすい状態へ母体が変化していくことも話しました。
菅本さんは田中先生が解説する症状について共感しながらも、
「妊娠したいって思ってから、いろんなことを調べてたんですけど、やっぱ実際に妊娠してからは“思ってたのと違う”ということが多かったです。私がびっくりしたのは、こんなに眠たいのかってくらい眠くなりまして、最大1日で20時間くらい寝たこともあります!」
と自身の経験談を話しました。
第2部:免疫の変化と感染症への注意喚起
続けて、妊娠による免疫の変化や、うまく付き合っていく方法などについてのパートへ。
宋先生は、
「妊娠前から葉酸のサプリを摂ることで、赤ちゃんの病気の一部が予防できたりしますが、ご自身の食生活と合わせて摂れていない栄養素はサプリなどで摂っていただくのが良いと思います。」
と話したほか、妊娠中の風邪などの症状で飲むべき薬については、診療科の先生が判断することになるため、かかりつけの先生に相談するなど、上手く活用することが重要だと説明しました。
また、冬は空気が感染し感染症になりやすい時期。
「インフルエンザなど、ワクチンなどで予防できるものはしっかり行っていただいて、ワクチンがないものに関してはマスクをしたり手を消毒したり、食器を共用しないといった対策を続けることが大事です。」
と田中先生は説明。
特に上の子どもがいる家庭では、子ども経由での感染に注意すべきだと、宋先生も言及されました。
第3部:妊婦の健康が赤ちゃんに与える影響とは
第3部では、妊婦の健康が赤ちゃんに影響を与えることについてパネルディスカッションを実施。
田中先生は、
「母子免疫というものがありまして、これはお母さんの体の中にできた抗体が赤ちゃんに移行し、赤ちゃんを守ってくれるという仕組みです。」
と話し、詳しい解説を行いました。
田中先生によると母子免疫、つまり母親からお腹の中の子どもへ移って守ってくれる免疫細胞はいくつかあり、胎盤を通過して自然と備わってくれるものや、初乳に多く含まれる免疫細胞も存在するそう。菅本さんやプレママたちも真剣な目で学ばれていました。
また、田中先生は最近注目を集めている、2歳までにほぼ全ての子どもが感染すると言われ、幼い頃に感染すると重症化しやすいRSウイルス感染症とその対策についても言及。
「お腹に赤ちゃんがいる状態で母親にワクチンを接種することで、生まれてくる赤ちゃんに免疫を付けられる“RSウイルスワクチン”が、今年日本で初めて登場しました。また、生まれてきた赤ちゃんに免疫をつける抗体薬という選択肢もあります。」
と田中先生は話し、プレママにワクチンを接種することや、抗体薬を生まれた赤ちゃんに接種することで、子どもをRSウイルス感染症から守ることを検討して欲しいと語りました。
マタニティエクササイズで体をぽかぽかに!
イベントの最後には、日本マタニティフィットネス協会の窪田多恵子さんがスペシャルゲストとして登場。
エクササイズインストラクターを務め、歌に合わせて座ったままでできる簡単なエクササイズを、登壇者・来場者で行いました。
可愛い歌と共に、無理のない範囲で行ったエクササイズ。
2回に分け、上半身・下半身それぞれを動かしたエクササイズで、体がポカポカしてきたと菅本さんもコメント。
「ちゃんと意識して呼吸を整えて運動をすることが大事だと改めて思いました。」
と語った菅本さんですが、犬の散歩の際に腕をしっかり振ったり、最近では踏み台ステップなども購入されて運動を行おうとされているそうです。
お腹の中ですくすくと育つ子どもへプレゼントするべく、元気に産んであげたいと日々できることを考えて過ごすプレママの方は多いはず。
栄養接種と運動はもちろん、生まれた後にかかる病気の対策に、母子免疫というプレゼントを子どもへあげることもぜひ考えてみてはいかがでしょうか。
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