2024年パ・リーグ珍事件簿前半戦編!

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2024年シーズンも早いものでオールスター前の試合日程が全て消化された。パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスが絶好調。それを千葉ロッテマリーンズ、一時は不調も盛り返して貯金フィニッシュで終えた北海道日本ハムファイターズが追う。球団史上初の交流戦優勝をきっかけに浮上してきた東北楽天ゴールデンイーグルス。王者オリックス・バファローズは怪我人が続出し5位に甘んじている。そして最下位は埼玉西武ライオンズと、セ・リーグに比べて混戦とは言えないものの、アツい試合を全国で繰り広げている。しかし全力であるが故に起きてしまうのが珍プレーや珍事件。今回は2024年シーズン前半戦で起きた珍事件を振り返ってみたい。

郡司裕也選手、カメラ破壊事件

5月15日に行われた日本ハム対西武戦、日本ハム4点リードで迎えた3回だった。郡司選手は西武・隅田投手の高めのストレートを完璧にとらえると、打球は逆方向にぐんぐん伸び、エスコンフィールドの右翼ブルペンに飛び込む4号2ランホームランに。この打球がプルペンに設置されていたカメラを直撃。硬球が直撃したカメラは完全に壊れてしまった。
郡司選手は「ベンチに帰ったら『お前カメラ壊してたぞ。あれ30万するぞ』って言われまして。いや『おめでとうが先だろ』って思いましたけど」とコメント。これに対し小村球団社長が「球団でお支払いさせていただきます。なんぼでも(ホームラン打って)壊してください」と郡司選手には請求しないと言い、郡司選手もファンも一安心となった。

今宮健太選手、バントでホームラン事件

6月25日に京セラドームで行われたオリックス対ホークスの試合。ホークス1点リードの6回、ノーアウト1塁(走者は周東選手)の状況で打席には今宮健太選手。ホークスベンチは追加点を取るため、送りバントを指示。今宮選手は初球をしっかりバントすると、オリックス・曽谷投手が捕球して一塁へ送球。しかしこれが悪送球になり、ベースカバーに入っていた西野選手が捕球できず、ライトへボールが転々と転がって行く。ライトの森選手も懸命にボールを追いかけるが、悪送球が逆をつかれる方向に行ってしまい、万事休す。周東選手がホームインした後に、打者走者の今宮選手もホームイン。平凡な送りバントが実質2ランホームランになってしまった。

野村大樹選手、ベース踏み忘れ事件

ソフトバンクからトレード移籍した西武の野村大樹選手が7月9日の日本ハム戦(ベルーナドーム)に「7番・一塁」で先発出場。珍事が起きたのは移籍2戦目の第2打席。カウント1-1から日本ハム・山﨑福也投手の高めの球をとらえて右中間に運び、初安打となるツーベースを放った。その後、日本ハムは一塁へ転送してアウトの判定。西武・渡辺監督代行がリクエストしたが、判定は覆らなかった。

後半戦もまだまだ見逃せないパ・リーグ。順位争いの他に、どんな珍事件が起きるのかも注目したい。

(Written by 大井川鉄朗)

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