【愛知県】高浜市やきものの里かわら美術館・図書館で「絵本作家たかいよしかず展」。関連企画も

2024/06/29 22:50 ストレートプレス生活・趣味

愛知県にある「高浜市やきものの里かわら美術館・図書館」では、7月27日(土)～10月27日(日)の期間、企画展「絵本作家たかいよしかず展～ようかいむらと鬼のまち～」を開催する。

なお、開催期間は、7月27日(土)～9月8日(日)の前期と、9月11日(水)～10月27日(日)の後期に分かれており、会期中に作品の一部展示替えを行う。

また、サイン会やワークショップなど、関連イベントも目白押しだ。

たかいよしかず氏について

たかいよしかず氏は、『ようかいむら』シリーズ、『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿絵、『おはなし・くろくま』シリーズ(くもん出版)などを主な作品とする絵本作家。ボローニャ国際絵本原画展で複数回入選している。

また、明治「マーブルチョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、高浜市の食育キャラクター「かわら食人(しょくにん) カワラッキー」など、多くのキャラクターデザインを手がけるイラストレーターとしても活躍中だ。

『ようかいむら』シリーズを中心とした展示

ⒸYOSHIKAZU・TAKAI / KYODA CREATION / KOKUDOSHA

「絵本作家たかいよしかず展～ようかいむらと鬼のまち～」では、絵本『ようかいむら』シリーズを中心とした、たかいよしかず氏のイラストや立体作品を展示。一つ目小僧や河童などの日本妖怪から、ドラキュラや狼男などの西洋妖怪まで、イラスト作品とともに特徴や逸話も紹介する。

たかい氏が描く、かわいくて個性豊かな “ようかい” たちは、古い書物にも登場する妖怪をモデルとし、守るべきルールや人との関わり方を教えてくれるという。

『ようかいむら』シリーズのほかの主な展示作品は、『怪談レストラン』シリーズ(怪談レストラン編集委員会/責任編集松谷みよ子)、

ⒸY.TAKAI / Kyoda Creation

『くろくまくん』シリーズ『INOSHIKA＆KUROKUMA』、

『頭の上から世界を見渡せばワニ』などだ。

瓦のまち・高浜ならではのちょっと怖い屋根飾りも展示

また、同展では、瓦のまち・高浜ならではの展示も楽しめる。

日本の飾り瓦や、

タイに伝わる幻獣のノラシンガ、

中国の何でも食べてしまうバケモノの饕餮(とうてつ)など、館蔵品のちょっと怖い屋根飾りが登場する。

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館について

生産量日本一を誇る三州瓦の中心的な産地の愛知県高浜市では、いたるところで迫力ある瓦を見ることができる。鬼瓦やシャチホコ、獅子や龍などの飾り瓦は、鬼瓦職人「鬼師(おにし)」による特別な瓦で、厄除けや火災除けなど家を守るための願いが込められているそう。

「高浜市やきものの里かわら美術館・図書館」は、そんな高浜市にある、かわら美術館と市立図書館が一緒になった複合文化施設だ。

美術館は、瓦をはじめとした幅広い分野の展覧会や地域連携に重点をおく多様な事業を通して、「みんなで美術館」をキャッチフレーズに、さまざまなひとやコトが集まる場をつくっている。

この機会に、「ようかいむら」と「鬼のまち」の不思議な世界を体験してみては。

■絵本作家たかいよしかず展～ようかいむらと鬼のまち～
会期：7月27日(土)～10月27日(日)/前期7月27日(土)～9月8日(日)、後期9月11日(水)～10月27日(日)
会場：高浜市やきものの里かわら美術館・図書館本館 2階企画展示室
住所：愛知県高浜市青木町九丁目6-18
休館日：月曜日、火曜日、8月14日(水)、9月18日(水)、9月25日(水)、10月16日(水)
※ただし8月12日、9月16日・23日、10月14日の月・祝は開館
観覧時間：午前10時～午後5時(観覧券の販売は午後4時30分まで)
観覧料：高校生以上700円、中学生以下無料
※各種割引あり、7月3日(水)～26日(金)に同館にて前売り販売

「高浜市やきものの里かわら美術館・図書館」URL：https://www.takahama-kawara-museum.com

(Higuchi)