【台湾に行って応援】地震の被災地・花蓮市は観光できる状態! 近寄ってはいけないエリアと絶品グルメ
2024年4月3日(月曜日)に発生した台湾・東海岸方面の大地震。震源地に近い海岸沿いの街・花蓮市では、ビルが倒壊したり、倒壊の恐れがある状況にあります。
花蓮市に倒壊したビルがあるのは事実
筆者が4月11~12日にかけて現地取材をしたところ、倒壊したビルはすでに解体作業が進んでおり、急ピッチで上階部分から解体と撤去作業が続けられていました。倒壊したビルや倒壊しそうなビルの周囲には規制線が張られ、解体業者と警察、そしてマスコミ以外は入れない状態となっています。
規制線の内側に入らなければ街の観光は問題なくできる
しかしながら、花蓮市の街は人々の生活は平常通りとなっており、休業している店はほぼナシという印象。花蓮市役所にて職員に話を聞いたところ「街の観光は問題ない」とのことでした。規制線内側に入らなければ、街の観光は問題なくできるようです。ただし、山間部は危ないので絶対に行かないでほしいとのこと。あくまで街の観光にとどめておきましょう。
花連は台北から特急で2時間30分。4月11日に花連市役所の職員に話を聞いたところ「街の観光は問題ないが山には絶対に行かないで」とのこと。山間部にある観光地・太魯閣で甚大な被害が発生したためと思われます。実際に街を歩きましたが、倒壊ビルの周囲以外、休業している店は見当たりませんでした pic.twitter.com/U0MOXlq6CZ— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) April 12, 2024
【台湾加油】大地震が発生した台湾に観光旅行に行っても大丈夫なのか? 実際に台北と花連を現地取材してみたhttps://t.co/gfNnrbWWB3 pic.twitter.com/Jar4HG6L7H— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) April 12, 2024
朝から晩まで花蓮グルメを堪能しつつ温泉を満喫
花蓮市は台北から特急列車で約2時間30分で行くことができ、午前に行き、夜市まで楽しみ、夜に台北に戻るという日帰り旅行も可能です。花蓮市には複数の人気グルメも多く、さらに温泉も楽しめる魅惑の地域。可能ならば泊りがけで行き、朝から晩まで花蓮グルメを堪能しつつ温泉を満喫したいところです。
そこで今回、実際にお店に出向いて「おいしい!」と感じた飲食店をまとめてご紹介したいと思います。より詳しく知りたい方は、店名をタップ(クリック)すると、より多くの情報が書かれた記事を読むことができます。花蓮市は魅力的なグルメがいっはいでしたよ!
『炸弾葱油餅 黄車』の加蛋葱油餅
『炸弾葱油餅 黄車』(花蓮県花蓮市復興街102号)の加蛋葱油餅が激しくウマイ。店舗をよく見てみると、店舗というより、屋根付きの空間に軽トラのキッチンカーが固定されているような営業方法。なかなか面白い! 愛想が良くて元気なおばちゃんが「なんにする?」「玉子入り?」「スパイシー?」と聞いてくるので、加蛋葱油餅のスパイシーをオーダー。ちなみに価格は45台湾ドル(約220円)。
店内(というか屋根?)と路上に椅子があるので、そこに座って食べてもいいし、持ち帰ってもイイ。今回は椅子に座って熱々の出来たてを食べる。ウマイなああああああああああああ! なにがウマイかって、生地に旨味たっぷりなのはもちろん、揚げ焼きで仕上げられた生地と半熟卵の旨味と甘味よ!
『公正包子』の小籠包と蒸し餃子
『公正包子』(台湾花蓮市中山路199-2号)の小籠包が激しくウマイ。ここの小籠包、確かに、小籠包に見えない小籠包という名の豚まんっぽい小籠包。いうならば、一口サイズの豚まん。しかし豚まんではなく小籠包なのです。
さっそく食べてみたのですが、世間一般の小籠包のように「激アツ肉汁ドバァアアアーッ!」という状態ではありません。内部から濃い肉汁がジワッとあふれて、一気に満足度を高めてくれる仕上がりです。あくまで「ジワッ」なので液体の溢れる感じはないのです。生地が厚くてフカフカなので、生地内部の表面が肉汁を吸っている感じですね。なので、生地から肉の旨味が感じられてウマイ!! オススメです!!
『博愛街黒白切米粉湯』の腿庫飯
『博愛街黒白切米粉湯』(台湾花蓮県花蓮市博愛街161号)の腿庫飯が激しくウマイ。目の前にやってきた腿庫飯は、魯肉飯と似て非なるもの! 角煮というにはデカすぎる、煮込みまくってホロホロになった豚もも肉がライスにのっています。デカいけどホロホロなので、箸でつまむと一部が崩れてトロッ! 食べる前から「これ絶対うまいやつ」と思わせるビジュアル。
かなり大量にライスに煮汁が染み込んでいるのですが、ライスにかけられた煮汁だけでなく、肉自体からあふれ出た肉汁もガッツリとシミシミ。これ、もしかすると、魯肉飯の上位互換といえるグレードアップ肉飯かもしれません! これ肉のボリュームすごいけど、少なくとも2杯はイケるなぁと思ったのでした。
『大台中早點』の荷包蛋炒麺
朝食専門食堂『大台中早點』(台湾花蓮県花蓮市國聯一路51号)の荷包蛋炒麺が激しくウマイ。店内に入って着席する前に、店員さんに食べたい料理を伝えます。英語と日本語も少しなら通じます。ここのオススメは、目玉焼きのせ焼きそば。炒麺(40台湾ドル / 約190円)に、トッピングで目玉焼き(15台湾ドル / 約71円)をのせた荷包蛋炒麺。
目の前にやってきた荷包蛋炒麺は極めてシンプルなビジュアル。だからこそ、おいしそう! さっそく麺をズズッとすすってみると、ああ、うまい! その焼きそば、干豆腐麺にも似た「良い意味でボソボソ感」があるタイプで、かめばかむほど旨味を大放出するタイプ。食べて麺が崩壊する際の砕ける食感がたまらなく良いです。
花蓮駅『台鉄夢工場 花蓮店』の花東特製豚肉弁当
花蓮駅『台鉄夢工場 花蓮店』の花東特製豚肉弁当が激しくウマイ。チャーシュー、サツマイモ、煮卵、野菜、豆腐、漬物などがギッシリと入っている花東特製豚肉弁当。台湾でポピュラーな駅弁はけっこうコッテリ系ですが、こちらはサツマイモや野菜の味付けがアッサリで、上品系といえるかもしれません。そもそもサツマイモは食材そのもののテイスト。
特に注目したいのはサツマイモの存在。サツマイモをオカズにライスを食べる行為、初めてだったのだけど、けっこうイケます! サツマイモの自然の甘味がライスを包み込んで「米粒の甘味」と「サツマイモの甘味」がグラデーションを描いている感じ。いいですよこれ!
花蓮市はいつも通りの時間と空気
花蓮市役所は「街の観光は問題ない」としています。花蓮市はいつも通りの時間と空気が流れ、お店も通常営業になっています。そんな状況下でも、地震が発生する可能性はないとはいえませんので、注意を払いつつ観光したいところ。状況に正しく対処し、楽しく観光しましょう!
ちなみに、今回、時間がなく取材できなかった観光スポットやグルメな名店がほかにもたくさんありました。
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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