被害者から窃盗犯にお願い「二度と書いてもらえない「パパへ」と書かれた手紙入りサイフを返してください」

建物に忍び込まれ、バッグと財布を盗まれたという男性が、インターネット上で広く情報を求めている。現金やカード類を盗まれるだけでも気が滅入るし、泣き寝入りするケースが多そうだが、今回の件では「絶対に諦めるわけにはいかない理由」があるようだ。

何よりも大切な娘からの手紙が盗まれた

バッグとサイフを盗まれたというのは、管理職をしているというX(旧Twitter)ユーザーのボックリさん。彼は自身のXにて窃盗犯に向けて「貴方が持ち去った財布の中にもう二度と書いてもらう事の出来ない娘からの手紙が入っていました」「手紙は白とピンクの封筒で「パパへ」と書いてあります」「手紙だけ返して貰えませんか?」とツイートしている。

<ボックリさんのXツイート>

「【拡散希望】埼玉県ふじみ野市で今朝忍び込み窃盗をした犯人の方。貴方が持ち去った財布の中にもう二度と書いてもらう事の出来ない娘からの手紙が入っていました。それ以外はどうでもいいので手紙だけ返して貰えませんか? ポストで構いません。お願いします」

「たくさんの方に拡散頂きありがとうございます。金目のもの以外捨てられている可能性も信じてバックと財布を載せておきます。手紙は白とピンクの封筒で「パパへ」と書いてあります。もう9年間持ち続けていたものなのでヘタっていると思いますが見かけたら宜しくお願い致します」


どれだけ大切にしているものなのか伝わってくる

ボックリさんがどんなものよりも大切にしている「もう二度と書いてもらう事の出来ない娘からの手紙」。どうして二度と書いてもらえないのかは不明だが、たとえその理由がわからなくとも、9年間も持ち続け、サイフにしまっていた手紙であり、どれだけ大切にしているものなのかは伝わってくる。

ボックリさんのもとに手紙が戻るよう、行動をとるべき

この窃盗犯は現金や金品などを盗んで「儲けた」と考えているかもしれないが、被害者であるボックリさんにとって現金やカードとは比べ物にならない「娘からの手紙」を失ったわけで、もし窃盗犯にも人の心があるのであれば、なんらかの方法でボックリさんのもとに手紙が戻るよう、行動をとるべきであろう。



※記事画像はボックリさんのXツイートより

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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