韓国のボーイズ・グループ、B.A.Pが今秋キングレコードより日本デビュー
韓国出身の6人組ボーイズ・グループ、B.A.Pがこの秋キングレコードから日本デビューすることがあきらかとなった。
これは、5月24日と25日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催された単独公演〈B.A.P LIVE ON EARTH JAPAN〉の記者会見で発表されたもの。B.A.Pは2012年1月に韓国デビュー、ユニット名には〈Best(最高に)Absolute(絶対的で)Perfect(完璧な)価値を追求する〉という意味が込められいる。リーダーのヨングクは楽曲の作詞も手掛け、ヒムチャンは韓国の音楽番組「THE SHOW」でMCを務めるなど、メンバーそれぞれがマルチな才能を発揮。厚みのあるヒップホップをベースとしたサウンドでデビュー時から立て続けに話題を呼び、韓国をはじめ海外のチャートなどでも注目を集めている。
記者会見には、全員が白を基調とした衣装で登場。日本デビューの感想について聞かれると、ヨンジェが「本当に嬉しかったです。前から日本に行きたいと思っていたので、実はいまも信じられないです。日本の活動がんばります」、ヒムチャンが「日本デビューを楽しみにしています。よろしくお願いします」と、それぞれ日本語でコメント。デヒョンは「僕たちは、いつも日本に来てデビューをすることが夢でした。できれば早い時期に日本に来たいというたくさんの夢と期待を持っていたんですが、このようにデビューが決まって本当に嬉しく思っています。みなさんよろしくお願いいたします」と意気込みを語った。また、日本公演の話をふられると、ヨングクが「僕たちは、このツアーでいろいろな国に行っているのですが、たくさんの国でファンの方に会うなかで、日本のファンのみなさんにも会うことができました。僕たちがコンサートをしているときに、みなさん集中してステージを見てくださいます。なので、僕たち自身も集中しやすい環境になっています。そして、日本のファンのみなさんは礼儀正しくて公演中も静かにするところは静かしてくださって、僕たちの言葉に耳を傾けてくださいますので、心から感謝しています」と、感謝の気持ちを述べた。
日本語についての話になると「(日本語は)6か月間ぐらい勉強しています。デヒョンさんと僕とヨンジェさんが日本語の担当です。ジョンアプさんとヨングクさんとゼロさんが英語を担当しています」と公演中も流暢な日本語でMCを務めていたヒムチャンが説明する場面も。 自分たちが世界から人気を集めている理由をどう思うか、という質問には、リーダーのヨングクが「僕たちがアピールできるのは、音楽的な部分だと思います。それと同時にステージのパフォーマンスです。他のK-POPアーティストとも違う、とてもタフで男っぽい面をたくさんお見せしているので、そういった点で差別化した魅力を感じていただけているんじゃないかと思います」と、コメントを寄せた。
また、隣のメンバーの良いところを紹介してくださいとふられると、デヒョンが「(日本語)ジョンアプさんは、ダンスが上手です」、ジョンアプが「ヒムチャン兄さんはとてもハンサムでステキですよね。いつも年下の弟たちの目の高さに視線を合わせてくれて、一緒に遊んでくれます。とても楽しいです」、ヒムチャンが「ヨングクさんは、作曲の才能がとてもあると思います。リーダーとしての力も十分に発揮してくれています」、ヨングクが「僕たちはいつもステージで〈ここの部分がたりないな、ここは残念だったな〉っていうところをお互い補い合うようにしているんです。なので、お互いを褒めあうことには慣れていないんですが、このような質問をしてくださってありがとうございます。ヨンジェくんはとても優しいヴォーカルです。だんだんハンサムになってきているので、メンバーとしてとても誇らしいです」、ヨンジェが「(日本語)ゼロさんは背が高いし、顔も可愛いし、ダンスも上手だし……完璧ですよね。うらやましいです」、ゼロが「デヒョン兄さんは、本当に顔立ちがハンサムですし、それだけではなくて歌まで上手ですよね。そして歌を歌うときに感情をしっかりうまく伝えられます」と答え、メンバー同士の仲のよさを伺えるシーンもあった。
所属レーベルとなるキングレコードの関係者は「今秋の日本デビュー作品ひっさげて年内にも主要都市でのホールツアーを実施したい」と話しており、今後の活動に期待が高まる。2日間に渡って行われた単独公演〈B.A.P LIVE ON EARTH JAPAN〉では“WARRIOR”“POWER”“NO MARCY”など20曲近くを披露。パワフルなダンス・パフォーマンスに加えて、ユニットでのステージやモニターを使ってのメンバー紹介など、さまざまな趣向を凝らした内容に、大きな歓声が上がった。
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