ブロックチェーンゲームの未来を変える?効率的な運用を実現する新ネットワーク「DeFiVerse」12月に登場

ドバイに本社を置くPLANZ FZCOが新たにブロックチェーンゲームトークンの流動性を1つのチェーンに集約し、効率的な運用を可能にする「DeFiVerse」を発表した。

ブロックチェーン専門の開発会社であるT2WEB社が開発とマーケティングを担当し、2023年12月にリリース予定だ。

新しい金融の形を作り上げる“DeFi”

ブロックチェーン技術の進化は、ゲームと金融の両界に革命をもたらしている。特に、ブロックチェーンゲームはユーザーのゲーム内のアイテムやキャラクターの所有権を確立し、それを取引可能にすることで、従来のゲームの枠を超えている。

こうした変化により、“Play to Earn=遊んで稼ぐ”という新しいビジネスモデルが生まれ、ユーザーはゲームをプレイするだけで収益を得ることが可能となった。

一方、分散型金融(DeFi)は、従来の金融システムの限界を打破し、ブロックチェーン技術を活用して新しい金融の形を作り上げている。スマート契約を通じて自動化された金融サービスは、中央集権的な金融機関を必要とせず、透明性とセキュリティを持った新しい金融の形を提供している。

今回PLANZ FZCOは、これらのブロックチェーンゲームとDeFiの融合を実現する新しいネットワーク、DeFiVerseを発表した。

ブロックチェーンゲームとDeFiの融合を実現する「DeFiVerse」

DeFiVerseは、ブロックチェーンゲームプロジェクトやゲームユーザーにとっての新しい受け皿として機能するネットワーク。

DeFiVerseの登場により、ブロックチェーンゲームトークンの流動性を1つのチェーンに集約することが可能となり、より効率的な運用が期待される。

2023年12月のリリースに向けて、DeFiVerseは「Gaming DEX」の正式オープンを予定。

Gaming DEXは、トークンの流動性を提供するDeFiインフラストラクチャプロトコルで、「Blockchain for Games」をコンセプトとしたブロックチェーン“Oasys – Layer2”のDeFiVerse上で展開される。

DeFiに馴染みのないゲームプレイヤーでも利用しやすいUI/UX、Anti-Trader Field というゲームプレイヤーと投資家・トレーダーの棲み分けを実装するという。

年内に分散型先物取引所をオープン予定

さらに、PLANZ FZCOとT2WEB社はEthereumメインネットからDeFiVerseへのアセットのブリッジも実現し、2023年内には分散型先物取引所「Ragnarok」をオープンする見込みだ。これにより、DeFiVerse上で世界初とされるOAS*2の永久先物取引が行えるようになる。

今後も両社はDeFiVerseを通じて、ブロックチェーンゲームとDeFiの融合をさらに進め、新しい価値を創出することを目指す方針だ。

OAS*2:ゲームに特化したブロックチェーン

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000109948.html

(文・Haruka Isobe)

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