自社にマッチしたインフルエンサーを素早く探せる。アジアのインフルエンサー100万人をカバーするAIプラットフォーム

近年はSNSが普及し、広告力の高いインフルエンサーを起用したマーケティング施策が多くの企業で行われている。しかし、膨大なSNS情報から、影響力のあるインフルエンサーや自社製品・サービスにマッチしたインフルエンサーを探すのは至難の業である。

そんななか、独自のAI技術とビッグデータを活用し、インフルエンサー選定に関わるあらゆるデータをワンストップで解析するプラットフォームがある。台湾のiKala Interactive Media Inc.が提供する「KOL Radar」だ。

企業の届けたい商品×インフルエンサーをマッチング

KOL Radarは独自のAIテクノロジーを活用し、企業の届けたい商品やサービスとインフルエンサーとの「マッチング」を実現するプラットフォーム。

対応メディアはFacebook、YouTube、Instagram、X(旧 Twitter)、TikTokで、対象となるインフルエンサーは100万人(台湾、日本、マレーシア、香港)。5億件以上のSNS投稿データを保有している。

KOL Radarでは、国・地域、インフルエンサータイプ、SNS、フォロワー数、エンゲージメント率、フォロワー増加率などの多様なフィルターとキーワードによる高精度の検索で、ブランドに最適なインフルエンサーを素早く探し出すことが可能。

インフルエンサーのプロフィール、属性、得意分野などの基本情報のほか、AIによるリアルタイムデータ分析により、平均視聴数/率、平均いいね数/コメント数、平均エンゲージメント数/率、フォロワー増加数/率など、豊富なSNSデータを閲覧できる。

これにより、高効率、高効果、高ポテンシャルなインフルエンサーが見つかるという。

キャンペーン投稿の効果を自動計算

KOL Radarは検索機能だけでなく、キャンペーン投稿の効果を自動計算する機能も搭載。PR投稿からキャンペーン関連キーワードをリストアップすれば、AIがインフルエンサーの投稿内容を瞬時に収集して、効果を自動計算し、レポートとして出力する。

インフルエンサーのPR投稿の効果として表示する指標は、いいね数・コメント数・閲覧数などの「エンゲージメント指標」、エンゲージメント・再生率・リーチ率などの「パフォーマンス指標」、CPE・CPEV・メディアバリューなどの「コンバージョン指標」など。

AI言語分析技術により、投稿のコメントからキーワードを抜き出し“ワードクラウド形式”で表示することで、投稿に対するフォロワーの反応を分析することも可能だ。

また、独自のAI技術によって、インフルエンサーの投稿に対するコメントが「ポジティブ」「ネガティブ、「ニュートラル」のどの感情に属すかを分析し、その比率を可視化するとのこと。

ChatGPTを活用した「AIインフルエンサー検索」

2023年4月には、KOL RadarにChatGPTを活用した新機能「AIインフルエンサー検索」が追加された。

AIインフルエンサー検索では「化粧品関連のPRの経験が豊富なインスタグラマーを探して」「旅行好きでフォロワーが多く投稿頻度の高いインスタグラマーを提案して」という抽象的なフレーズでのテキスト検索が可能。

この機能によりインフルエンサーを検索する際のハードルが下がり、企業やブランドは時間をかけることなく、より手軽に最適なインフルエンサーを選出できるようになるだろう。

アドテック東京に出展予定

なおiKala Interactive Media Inc.の日本法人・アイカラ ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区)は、10月19日(木)・20日(金)に東京ミッドタウンとザ・リッツ・カールトンにて開催されるアジア最大級のマーケティング国際カンファレンス「ad:tech tokyo 2023」に出展する。

同展では、日本と台湾・韓国・東南アジア市場を結ぶ、越境ビジネスのマーケティング課題を解決するKOL Radarを活用した「越境マーケティングサポート」を紹介するという。

参考元①:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000110194.html

参考元②:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000110194.html

「KOL Radar」サービスサイト:https://www.kolradar.com/jp

(文・Haruka Isobe)

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ウェブサイト: https://techable.jp/

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