“CO₂排出量実質ゼロのガスト”が初オープン。再エネ100%電気使用、年間約88tのCO₂を削減
株式会社すかいらーくホールディングスは、サステナビリティ方針に則り、脱炭素社会の実現に向けてガストの環境配慮型店舗を出店しました。
2023年8月11日(金)にオープンしたガスト東村山市役所前店は、太陽光発電設備とCO₂フリー電力を導入し、電力を100%再生可能エネルギーで対応する“環境配慮モデル店舗”。
カーボンニュートラル都市ガスを導入し、電気とガスを併せてCO₂排出量実質ゼロで運営することで、年間約88tのCO₂を削減。顧客の利便性向上とともに、従業員の働きやすい環境づくりを目指します。
太陽光発電で省エネ化
ガスト東村山市役所前店では、店舗屋根部分に54.72kWh太陽光発電設備を設置し、省エネルギー化を実現しています。そこで発電される電気は全て店舗運営にあてており、全電気量の30%量に相当するとのこと(※8月末からの稼働を予定)。CO₂フリー電力で排出量を実質ゼロに
CDエナジーダイレクトが調達する電源に対して、再エネ指定のトラッキング付き非化石証書を使用し、実質的にCO₂排出量がゼロの電源100%の調達を実現することで、太陽光発電で賄いきれない残り70%の電力についてもCO₂排出量を実質ゼロとしています。カーボンニュートラル都市ガスを採用
ガスト東村山市役所前店では、東京ガスが取り扱う“カーボンニュートラルLNG”を活用したカーボンニュートラル都市ガスを採用しています。カーボンニュートラルLNGは、LNG(液化天然ガス)の採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、新興国などでの環境保全プロジェクトにより創出された“CO₂クレジット”で相殺したもの。燃焼させても地球規模ではCO₂が発生しないとみなされています。
そのほか、人感センサーを客席トイレや一部エリアに設置して消費電力を抑えたり、タイマーではなくセンサーで外部照明・看板などを点灯したりするなどの工夫も施しているようです。デジタルメニューブック・配膳ロボットなどを活用
また、ガスト東村山市役所前店では、入店から退店されるまでの店舗体験に、「デジタルメニューブック」「配膳ロボット」「テーブル決済サービス」などのITデジタルを積極的に活用。ITデジタルと人との協働による、接客サービス品質の向上と従業員の働きやすい環境づくりを目指しています。参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000406.000017486.html
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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