ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2024年12月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が昨年12月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:麺童 豊香(栃木・小山)
2015年オープンで長野の“麒麟児”出身の人気店。
「黒トリュフ香る中華そば」を注文。箸袋に「鶏と水、それだけじゃダメですか?」と書いてある。
具は別添で低温調理チャーシュー、鶏チャーシュー、穂先メンマ、刻みタマネギ。タマネギの上にトリュフがのる。丼の上のフタを開けるとトリュフオイルの良い香り。これはアガる。麺の上には青ネギのみ。麺は細めストレートの麺屋棣鄂製。
スープは鶏のみで醤油ダレはまろやか。ここにトリュフオイルがきいていて美味しい。麺のしなやかさもピカイチ。別添のチャーシューがとにかく良いクオリティ。鶏は少し炙ってあって香りの違いを楽しめる。
刻みタマネギとともにトリュフを少しずつ加えると香りがブーストされ、タマネギの清涼感で飽きずに食べ進められる。
第4位:ラーメン チョップ(西武柳沢)
2022年オープンの家系ラーメン店。店主さんは“洞くつ家”“武蔵家”出身。「ラーメンショップ」の「ラーショ」と見せかけて「ラーチョ」という名前が面白い。
「ラーメン(並)」を、お好みはすべて普通で注文。
具はチャーシュー、ほうれん草、ネギ、ノリ3枚。麺は太めの丸麺。
スープは豚骨の骨感をじんわり感じる超オールドスタイルでとても美味しい。懐かしい感じの仕上がりだが、こういう家系ラーメンは本当に愛おしい。卓上のニンニク、豆板醤、酢も入れすぎなければ良い感じでコクが増す。地域に愛される名店。
第3位:くり山(白楽)
“東池袋大勝軒”“六厘舎”出身の栗山さんのお店。2008年“仁鍛”として創業し、2011年から“くり山”に屋号を変更。イベントや支店では何度も食べているが、なんと本店は大変お恥ずかしながら初訪問。
「つけめん 並」を注文。
具はチャーシュー、ネギ、メンマ、ナルト、ノリ。麺は極太ストレートの自家製麺。
濃すぎず仕上げながらも魚介と動物のバランスが素晴らしく、ここしかないという調和感。甘くないのもポイント。本当に美味しい。
そして麺の説得力もとんでもないので、他に何も加えなくていい旨さ。さすがの貫禄。
第2位:家系ラーメン とらきち家 光(東白楽)
2024年6月に横浜家系ラーメンの名店“とらきち家”が閉店、それから程なくして継承店としてオープン。
「ラーメン」を、お好みは全部普通で注文。
具はチャーシュー、ほうれん草、ネギ、ノリ3枚。麺は太め平打ちの王道家製。威勢が良くて厨房がいい雰囲気。
豚骨の厚み、骨感、醤油感とのバランス全てが素晴らしい。高いレベルでバランスを取っていて、目が覚める旨さ。刻みショウガ、無限ニンニク、粗挽きトウガラシの味変もコクが倍増してこれまた旨い。
ラーメンもお店も家系の元来の魅力が詰まっていて本当に素晴らしかった!
第1位:塩そば 時空(高井戸)
今年『ミシュランガイド東京』のビブグルマンを獲得した話題店。2023年8月オープン。
「特製塩そば」を注文。
具は豚肩ロースチャーシュー、チャーシュー細切れ、大山鶏チャーシュー、軟骨つくね、ネギ、カイワレ。麺は細めストレートの自家製麺。
煮干し、鯖節、貝柱など魚介の旨み溢れるスープは昇天レベル。ダシ感でここまでもってくるのは本当に凄い。乾物のじんわりとした香りと旨味が秀逸。麺もしなやかながらしっかりと主張し、本当に美味しい。お肉類も素晴らしい仕上がりで、特に鶏の低温調理の柔らかさは感動モノ。素晴らしい一杯。
これはミシュランも腰を抜かしたに違いない。文句なしの逸品!
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(執筆者: 井手隊長)
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