Gincoら、Web3基盤を活用したカーボンクレジット創出に関する実証実験スタート

企業のWeb3事業を支援する株式会社Ginco(以下、Ginco)は、SOMPOホールディングス株式会社、SOMPO Light Vortex株式会社とともに、Web3基盤を活用したカーボンクレジットの創出、および流通基盤の構築に関する実証実験を開始します。

同実験は、炭素排出量削減アクションによって生み出される「環境価値(*1)」を可視化し、そのアクセシビリティを高めることで、より多くの個人と企業が環境保全活動に関与できる社会を目指すものです。

世界的に注目を集める「ReFi(*2)」領域において、NFTやDAOの活用可能性を実証的に調査・検討する先進的な取り組みとなります。

*1…省エネ機器の導入や森林経営といった活動から得られる「CO2含めた温室効果ガスを排出しない(吸収する)」といった付加価値のこと

*2…暗号資産などデジタルアセットを活用するWeb3の仕組みを用いて社会課題解決に経済的インセンティブを持たせることで、より多くの個人・企業が地球環境の再生などの持続可能性向上施策に関与できるようにする取り組みのこと

パブリックブロックチェーン「Ethereum」活用

今回の実証実験は、透明性が高く、多くの人々がステークホルダーとして関与しうる情報基盤としてWeb3技術に着目し、NFTやDAOを活用したスキームを実際に構築・検証することで、事業化を見据えた技術面・運用面での課題把握と実践的知見の収集を目的としています。

近年注目を集めているReFiの流れを汲んで行われる同実験では、高い透明性とトークンの流動性を備えたパブリックブロックチェーンである「Ethereum」を活用。

カーボンクレジットを発行する際の炭素削減証明書や、カーボンクレジット購入履歴証明書、オフセット処理の実施証明書に関するNFTの活用可能性を検証し、各プロセスにおける透明性と分散性を担保するためにDAO型のガバナンスモデルを取り入れます。

Web3事業の実現を支援

GincoのWeb3プロフェッショナルサービスは、リサーチやコンサルティング、企画、開発、運用などWeb3ビジネス実現に必要な専門性を、顧客のニーズに合わせて提供するサービスです。

Web3の技術的知見とその活用方法を熟知するGincoは、これまでもWeb3ビジネスを企画する多くの顧客の悩みに応え、幅広く事業創出を支援してきました。

今回の実証実験においては、ReFi領域における先進的なユースケースを創出すべく、基礎調査・PoCスコープ策定・スキーム設計・技術選定・システム要件定義・中長期展望の策定などを通じて、Web3事業の実現を支援します。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000031033.html

(文・Haruka Isobe)

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