観光スポット&イベントの人流可視化サービス登場。来訪者の発地エリアを都道府県・市町村別に表示
クロスロケーションズ株式会社(以下、クロスロケーションズ)は、観光スポットやイベント会場などの人流が一目でわかる「人流アナリティクス ツーリズム」の提供を開始しました。
分析地点において、どんな人が・いつ・どのくらい・どこから来ているのかを可視化することで、観光マーケティングやイベント分析に役立つデータを得られそうです。
特許技術を活用し、ロケーションテックを推進
クロスロケーションズは、位置情報ビッグデータをAIが解析・視覚化するエンジン「Location Engine」を独自開発し、特許を取得しています。
現在、その機能を使ったビジネス活用クラウド型人流分析プラットフォーム「 Location AI Platform」、オンライン登録で人流データ分析が可能な「人流アナリティクス(以下、JA)」を提供中。
そして、人流データの活用で企業のビジネス拡大を支援する位置情報マーケティングサービス「Location Marketing Service」により、“ロケーションテック”を推進しています。
人流を簡単操作で可視化する「JA」をベースに開発
「JA」は、5,000億レコード以上の位置情報データを独自に統計処理して算出された人流データを元に、人が「いつ」「どこから」「どのくらい」移動しているのかという人の流れを“誰もが簡単な操作で見える化できる”クラウドサービス。
今回の新サービスは、この「JA」をベースとし、観光マーケティングやイベント分析に特化したものです。
人流速報分析機能と新機能
「人流アナリティクス ツーリズム」では、これまでの人流速報分析機能に加え、新たな機能を利用できます。人流速報分析機能では、「アワリー来訪/滞在」「デイリー来訪」「デモグラ比率」「来訪者距離圏別割合」という分析メニューを提供。共通設定パネルで設定した分析地点・分析期間などの条件に基づき、結果を表示します。
そしてこのたび、来訪者がどこの都道府県から来ているのかがわかる「都道府県別来訪比率」と、どこの市区町村から訪れているかがわかる「市区町村来訪比率」を追加。これにより、分析地点への来訪が都道府県レベルと市区町村レベルでも違っていることを確認することができます。
人気観光スポット10地点を加え、計82地点を分析可能
「人流アナリティクス ツーリズム」では1IDにつき、月額1万円(税別)で任意の10分析地点の設定が可能。追加の分析地点もオンラインで購入することができます。
日光東照宮・清水寺・沖縄那覇市国際通りなど12地点の有名観光スポットや、60地点の全国主要都市を分析地点に設定可能です。
またこのたび、クロスロケーションズが加盟する日本観光振興協会の協力により全国の人気観光スポット10地点を新しく追加。北海道の函館山展望台周辺・石川県の兼六園・兵庫県の姫路城・島根県の出雲大社などの人流動向も把握できるようになりました。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000037476.html
(文・Higuchi)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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