JTが新製品「Ploom AURA」と「EVO」スティック発表! 加熱式たばこ市場でシェア拡大への未来戦略とは

日本たばこ産業(JT)が27日、都内で加熱式たばこブランド「Ploom」の新型デバイス「Ploom AURA(プルーム・オーラ)」と、専用たばこスティックの新ブランド「EVO(エボ)」を発表した。7月1日から全国のコンビニやたばこ店で順次販売されるという同製品で、JTは加熱式たばこ市場でシェア拡大を目指す。

発表会にはJTインターナショナルRRPエグゼクティブ・バイス・プレジデントの筒井岳彦氏、マーケティング&セールス シニア・バイス・プレジデントのナターシャ・ミロセビッチ氏、日本マーケットたばこ事業本部RRP商品企画統括部長の山口顕氏が登壇し、新製品の開発背景や技術、進化したポイントなどを説明した。
Ploom AURAが切り拓くJTの未来戦略

「Ploom AURA」(メーカー希望小売価格:税込2980円)は、日本市場で先行発売される新型デバイスで、JTが掲げる「すべての加熱式を、過去に変える。」というスローガンのもと開発されたという。デザインは、従来モデルと異なり、細長くスリムなフォルムを採用し、カラーバリエーションは4色、フロントパネルは10種類が用意されている。

筒井氏は、JTが目指すのは単なる製品やサービスの提供ではなく、「優れた商品、サービス、体験を提供し、お客様に満足を超える心の豊かさをお届けすること」だと強調する。時代とともに変わる消費者の価値観や健康意識の高まりを背景に、加熱式たばこをはじめとするリスク低減製品(RRP)への投資を加速。特に加熱式たばこスティック(HTS)を成長戦略の中心と位置づけ、製品開発やブランド強化、市場拡大に注力している。
「Ploom AURAが一番おいしい」という自信

山口氏は、最大の強みは「Ploom AURAが一番おいしい」という自信にあると語る。特徴は「SMART HEATFLOW」技術の搭載で、たばこ葉の喫味成分を余すことなく抽出し、加熱温度を綿密にコントロールし、最初から最後まで一貫した味と吸い応えを実現した点だという。さらに「HEAT SELECT SYSTEM」により、スタンダード、ロング、ストロング、エコの4つの加熱モードが選択でき、ユーザーの好みに応じた体験が可能となった。

「日本のユーザー487名によるブラインドテストで56%が最もおいしいと評価された」と胸を張る山口氏は、新ブランド「EVO」との組み合わせで、JTが国内加熱式たばこ市場で現在の3位からシェア2位獲得を目指すという。
新スティック「EVO」とともに加熱式たばこに「究極の進化」

スティックの新ブランド「EVO」は、JT史上初の加熱式たばこ専用プレミアムブランドとして誕生。ナターシャ氏は「『EVO』は進化を意味し、加熱式たばこの究極の進化を意味しています」と話す。厳選したたばこ葉のみを使用し、10万回を超えるテイスティングを経て開発されたという。

ラインアップは「ディープ・レギュラー」「コールド・メンソール」「ベリー・クリスタル」の3銘柄で、1箱550円(税込)。「Ploom AURA」と組み合わせることで、より進化した味わいを提供する。今後は日本市場を皮切りにグローバル展開も予定されている。


新製品は同日、CLUB JTオンラインショップや全国のPloom Shopなどで先行販売を開始、7月1日から全国のコンビニやたばこ店で順次販売される。


(取材・文/佐藤アケミ)

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