韓国の首都ソウルで今、「ベーグル」が大ブームと聞いた。そのブームの火付け役となったお店が、ソウルにある「London Bagel Museum」という。
1号店は安国にあり、毎日開店前から大勢の人が並び、夕方には全商品が売り切れるとのこと。そして、2号店が同じソウルの狎鷗亭、3号店が済州島にオープンし、いずれも大人気とのことだ。
2023年4月、ソウルの狎鷗亭にある店舗を訪れてみた。日曜日の12時半ごろ。店の前からたくさんの人がいたので、遠くからでもすぐにお店の場所がわかった。欧米人や日本人の旅行客らはおらず、韓国人の若者が大半だった。
店の入口で、タブレット端末で受付番号をもらう。日本語もあった。スタッフには英語が通じた。テイクアウトのみでもなんと「2時間待ち」といい、順番が近づいたらカカオトークで知らせてくれるという。カカオトークを使っていないと伝えると、タブレット端末の番号を写メし、2時間後に再訪するように言われた。その間に別の場所へ昼食を食べに行き、近くのスターバックスで時間をつぶした。
そして、2時間後の2時半に行くと、また40人も前に待っていた。あと30分ほどしか待てないが、とりあえず店の前のベンチで待つ。30分後、ダメ元でスタッフに聞いてみると、テイクアウトかつ1人だと、入店させてもらえた。
店内は非常に狭い。店の外で、番号で順番待ちしている理由が分かった。10名ほど並ぶともういっぱいである。
その店内もとてもおしゃれだが、なにより人が多くて狭いので、雰囲気を楽しむ余裕がなかったのが残念。
この時点で15時だったので、すでに売り切れているベーグルも多かったものの、いくつかの定番商品は随時、補充されていた。
トレーで、自分で、ベーグルを取って行く。安くても1個3600ウォン(360円)ほど。おおよそ1個あたり5000ウォン(500円)以上するので、ソウルでの相場を考えても安くはない。しかし次々とベーグルは売れていた。
ベーグルを取った後、クリームチーズをスタッフと一緒に選ぶ。いらなければ、なしでもOKだった。グッズもあった。
そしてやっと会計。レジでトレーを渡すとブザーをもらい、店内で待つ。数分で呼ばれた。支払いにクレジットカードも使えた。
買ったベーグルはそのままスーツケースに入れ、その日のうちに日本へ持ち帰ってから食べてみた。
予想以上に、美味しかった。特に、ベーグルのもちもち感。ただ単に話題の店というだけでなく、味も美味しいなら、人気なのも納得だった。
もらったパンフレットには、保存の方法や美味しい食べ方なども載っていた。すぐに冷凍し、後日早めに解凍して食べたが、それでももちもち感はずっとあった。もし近くにあったら、また並んでもリピートしたいほど、味のレベルが高かった。
London Bagel Museum
https://www.instagram.com/london.bagel.museum/
(Written by AS)