かつやの「のり弁」が話題だから食べてみたんだけどさあ →正直な感想

とんかつチェーンの「かつや」ってレギュラーメニューのほかに期間限定のメニューをいろいろ販売しているんだけど、それがいつもインパクト抜群なんですよね。現在販売されている期間限定メニューはなんと「のり弁」

ええやんええやん。かつやののり弁、ロマンがあってええやないか!

SNSでも話題になってるし、早速食べてみようとテイクアウトしてみたわけですけども、これはいろいろ物申したくなる問題児ですな。ちょっと正直な感想をお伝えさせていただきますわ!

ロースカツ弁当よりも高い

のり弁当にロマンを感じている人って一定数いるけど、それは大前提でのり弁当がリーズナブルだからだと思うんですよね。

「オラ、給料日前だから残り1週間は毎日のり弁ですわ……」とひもじい思いをしてしまっている人を、値段の割にいろいろなおかずが添えられているのり弁がそっと癒やしてくれるわけです。一番安いメニューだけど値段の割に豪華なのがいいわけですわ。

だけど、かつやののり弁は税抜790円。ロースカツ弁当なら税抜720円。ロースカツ弁当より高いのり弁って、なんかちょっと違うのでは……??

豪華だけど主砲が不在

ただし、かつやののり弁はロースカツ弁当よりも高い分、いろいろなおかずが添えられていて見た目は豪華。揚げ物がこれでもかとばかりにすし詰めになっている様は壮観ではあります。

……でもちょっと待ってくれ。のり弁に入っているラインアップを羅列してみると、「海苔のせおかかごはん」「ちくわの磯辺揚げ」「鶏のから揚げ」「海老フライ」「赤ウインナー」「ポテトサラダ in 厚ぎりハムカツ」と主砲クラスが不在! まるで千葉ロッテマリーンズの打線!!

ロースカツ弁当よりも高いのに、ロースカツもヒレカツもメンチカツも入っていないわけですよ。一切れくらい入れてくれてもいいのにさあ、なあ!!

海苔は決して主役ではない

「そもそものり弁なんだから、海苔が入っていればいいじゃない」という声もあるかもしれない。でも入っている海苔は小ぶりなものがペロンと1枚入っているだけ。あくまでのり弁としての体裁を保つための海苔。間違ってはないけど、決して主役ではない扱いなんですよ。

だが脇役オールスターを食らうのもアリ!

流行りに乗って買っちゃったけど、やっぱりいつも通りロースカツ弁当でも食べておけばよかったかなァ……なんて後悔しつつものり弁を食べ始めてみましたが、まあさすがはかつや。ひとつひとつのおかずのクオリティは十分。

エビフライはプリプリのサクサクだし、ちくわの磯辺揚げもいい味。ポテサラを挟んだハムカツもマイルドでウマいし、赤ウインナーはかわいい。どれもこれもしっかりウマい!

かつやでは普段カツ丼、ロースカツ弁当、カツカレーなどの大定番メニューや、期間限定のメニューを食べてしまうことがどうしても多くなりがち。その他の脇役たちにはなかなか目が向かないんですよね。きっとそういう方が多いのではないでしょうか。だってかつやはカツ丼屋だし。

のり弁に入ってるおかずの多くはいつも売っているメニューではないけど、そんなかつやの脇役たちに目を向けられるきっかけだと思えば全然悪くない。主砲級のメニューはいつも食べてるし、たまには悪くない。そして脇役たちもちゃんとウマい。

かつやののり弁は、かつやの脇役オールスターズ弁当なんだな。そう思えば納得。何ひとつ文句が出てこない。むしろのり弁というキャッチーなフォーマットで、脇役を食べる機会を提供してくださってありがとうございましたという言葉しか出てきません。ありがとうかつや。最近はお惣菜にも力を入れているみたいだし、主砲以外のメニューもいろいろ食べてみます。やっぱりかつやはいいよな!

(執筆者: ノジーマ)

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