『振り込め詐欺』の新名称が決定! しかし注目は他の候補作のセンスだった……

『振り込め詐欺』の新名称が決定! しかし注目は他の候補作のセンスだった……

『母さん助けて詐欺』に決定!

警視庁は5月12日、『振り込め詐欺』に代わる名称として『母さん助けて詐欺』を最優秀賞に選んだと発表しました。

最近の『振り込め詐欺』は手渡しで現金を受け取る手口が多く、銀行振込を連想させる『振り込め』という名称と実態が合っていないとして、新たな名称を募集していました。

今回、約1万4000点の応募があり、『ニセ電話詐欺』『親心利用詐欺』が優秀賞に選ばれたそうです。

ところが、今回のこのニュースで、注目を浴びたのは受賞しなかったその他の候補作でした。

なんでも、そのセンスが異常だったと、話題になっているのです。

まさに玉石混交

ほかの応募作として『なりすまし詐欺』、『パニック詐欺』、『だましTEL詐欺』など、なるほどと膝を打つような名称のものもありましたが、結構ユニークと言いますかユーモラスと言いますか、常識を疑うと言いますか、そういった作品もあったようです。

ざっと紹介すると

・おサギとピーポ
・青いうサギ
・AKB(あんた金ぶっこみなよ)詐欺
・MT(まさかの展開)詐欺
・ふりーこみゅこみゅ

など。
若い人はご存じないでしょうが、『青いうサギ』というのは酒井法子さんの昔の歌である『碧いうさぎ』をもじったものでしょうかね。ネーミングセンスは嫌いではありませんが、良識は疑いたいです。

『おサギとピーポ』、『AKB詐欺』、『ふりーこみゅこみゅ』は本人やファンから訴えられかねない、なかなか危険な名前ですよね。

こうやって並べてみると、実にカオスです。

それにしても『母さん助けて』というのは……

これに対し、ネットでも毀誉褒貶(きようほうへん)が飛び交っておりました。

中には

それってどこかの民主党の元・総理の手口じゃねぇか

という意見や

これもこれでわかりづらい。ただでさえ(自分のような)高齢ニートは存在が「母さん助けて」なのに……。

という意見も。

総じて、新名称に否定的な意見が散見されました。

果たして、この名称、根付くのでしょうか。
画像はhttp://www.keishicho.metro.tokyo.jp/han_furikome/2_kakunin.htmより引用

※この記事はガジェ通ウェブライターの「写楽斎ジョニー」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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