名古屋駅ホームのきしめんは池袋駅でも食べられるらしい →本当に一緒なのか同じ日に食べ比べしてみた

名古屋のご当地グルメのひとつとして知られる「きしめん」。平打ちで幅が広く、つるんとした喉越しがおいしいんですよね。

特にJR名古屋駅ホームにあるきしめんは人気で、旅行や出張の合間にホームで食べるきしめんはまた格別なのです。

JR池袋駅構内でもJR名古屋駅ホームのきしめんが食べられるらしい

そのJR名古屋駅ホームのきしめんが、JR池袋駅構内にある「爽亭」という立ち食いそば屋でも食べられるらしい。そんな噂がSNSで流れてきたので先日実際に食べてみました。

いざ食べてみると、確かにウマい。力の入れようが確実に違う。とにかく麺がウマくて感動してしまいました。

でも、これが本当にJR名古屋駅ホームのきしめんと同じなのかと問われるとどうでしょう。記憶の片隅にあるきしめんと比べることしかできないわけで、確実にウマいんだけど同じかどうかは確信が持てなかったのです。

同じ日に名古屋と池袋のきしめんを食べ比べしてみた

ところがこの前、たまたま取材で名古屋に行く機会があったんですよ。名古屋に行ったら当然ホームできしめんを食べるけど、そのままの流れで池袋でもきしめんを食べたら味の違いに気づけるんじゃないの……!?

ってことで、まずはJR名古屋駅ホームの「住よし」できしめんを食べます。

注文するのは一番安くてシンプルな「きしめん」。価格は420円です。

かつお節たっぷりなのが名古屋式

こちらがJR名古屋駅ホーム「住よし」のきしめん。食券を買って1分くらいで提供されてきました。ホームの店舗という場所柄、急いで食べたい人も多いでしょうから、スピードは何より大事な要素なんでしょう。

きしめんのトッピングはハーフサイズのお揚げとネギ、そして大量のかつお節。そのまま麺をツルツルっといただくと、やはり喉越しの良さがパーフェクト。ウマすぎ。麺をすすっていて、ただただ気持ちがいいのです。

つゆはかつお節の味がよくしみ出ているのか、醤油よりもダシの存在感強めでやさしい味。麺にかつお節がたっぷり絡んでくるのも食感のアクセントになってるのもいい感じだし、これで420円はちょっと安すぎでは……!?

比べてみると見た目に明らかな違いが!

その美味しさが舌に残っているうちにJR池袋駅へ。「爽亭」でもきしめんを食べます。

「爽亭」での最安のきしめんは「東京きしめん」。価格は460円です。

おっと……! これが池袋のきしめんなんだけど、基本的な構成要素は確かに同じ。だけどかつお節の量が明らかに違う……!!

2つの画像を並べてみるとその差は一目瞭然。でもつゆの色はほぼ同じに見えるし、麺の幅も太さも同じくらい。差があるのはかつお節の量くらいでやっぱりまったく同じなのかも……!?

つゆの味が完全に別物! 似て非なるきしめん

なんてことを思いながら食べてみると……うおおっ、これやっぱり別物だ! つゆの味が全然違う!!

これはかつおだしベースで醤油の力強い味が特徴的な、いわゆる関東風のそばつゆの味。使っている素材は同じでも醤油にフォーカスを当てた、しょっぱめの味にまとまっているのです。ここにかつお節がたっぷり入ったとしても、やっぱり醤油の印象が強めになるんじゃないでしょうか。

ですが、麺自体はおそらく同一。実際には違ったとしても、方向性は完全に一致しています。味付けこそ名古屋風と東京風で違いがあれど、基本的には同じきしめんということで間違ってはないとも言えるでしょう。

とりあえずどちらも安くて美味しいきしめんであることには違いなし。気になる方はぜひ名古屋から池袋にハシゴして食べ比べてみてね!

(執筆者: ノジーマ)

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