【プロの庭師が伝授】ガーデニングで使えるタイルの敷き方とコツ
タイル張りの庭ならテーブルやイスを置いて、オシャレな海外スタイルのパティオやBBQのできる庭になり、日々のガーデニングもより楽しめます。タイルの魅力から、種類、敷き方のコツまでについて、プロの庭士が詳しくご紹介します!
ガーデニングも楽しくなる!タイルを敷いてオシャレな庭に
タイルの魅力は、地面に敷くだけで、より上品でオシャレな庭づくりができること。タイルの表面や目地のラインがきれいにそろうことで、よりハイセンスな仕上がりにもなります。
庭がきれいになれば、日々のガーデニングがより楽しくなり、自慢したくなるような1つの作品が生まれます。
防草対策になる!タイルを敷くメリット
見栄えのよいオシャレな庭づくりができるタイル張り。地面にしっかりとタイルを張ることで日光を遮断し、雑草を生えにくくする効果もあり、除草などガーデニング作業の負担も減ります。
タイル張りの庭の良さとは
ガーデニングにおすすめ!DIYでもできる地面の仕上げ
1. ブロックタイル張り
比較的安価に購入できるブロックタイル。タイルを敷く前にしっかりと土や砂を均すことで、地面の表面をガタつきなく仕上げられ、オシャレな庭を作れます。
ブロックタイルの表面を、仕上げ面にするだけでなく、裏面を仕上げ面として敷くと、1歩先を行った個性ある庭づくりになります。
2. コンクリートタイル張り
安価に購入できるブロックタイルよりも、高級感のあるコンクリートタイル。ツルツルとした表面とシックな見た目が、大人の雰囲気のあるオシャレな庭に。大中小と企画サイズがあり、それぞれを一定のパターンで貼り付けることでさらに見栄えがよくなりますよ。
3. ブロックレンガ張り
ブリティッシュガーデンのような洋風スタイルの庭にあうブロックレンガ。仕上がったときの雰囲気はアンティークさがあり、ノスタルジック感のあるやわらかさがあります。ブロックタイルと同じぐらい安価に庭づくりできる魅力もあっておすすめ。
プロのような仕上がりに!ガーデニング初心者でもできるタイルの敷き方
小さなスペースにタイルを敷くなら、比較的、ガーデニング初心者の方でもDIYでできるタイル張り。重労働作業が多いので、作業用手袋や作業着を身に付け、安全に作業することが大事です!
タイルを敷く手順とコツ
Step1. タイルを敷く土台をつくる
始めにタイルを敷くための土台をつくりましょう。まず地面を掘って、完成したときにタイルが横にずれにくくて、沈まないようにするため、砂利や砂を敷きます。
「砂利(3〜5cm)+砂(2cm程度)+ブロックの厚み」が基本的な掘る深さの目安。またタイルを全て敷き並べたときに、一番端のタイルからさらに5cmほど、幅の余裕を持たせましょう。
Step2. ベースを整える
1. 砂利を敷き詰める
掘削した場所に砂利を敷き詰め、全体が均一に平らになるようにならします。通常はレーキといわれる砂利を均す道具を使いますが、ほうきや熊手で代用するのもOK!
タンパーなど、表面が平らで重みあるものを使い、上から圧力を加えて、地面をきれいに仕上げます。凹みがある箇所には砂利を足して圧力を加えると平らになりますよ
2. 砂を敷き詰める
次に砂を入れて、地面全体に広げましょう。基準となる地面の高さよりも約7cm下(各タイルの厚さによる)のラインになるように敷き詰めて、タンパーで転圧します。
・タイル張り作業のコツ|しっかりと転圧し、水平器でチェック
タイル張りでは、地面が硬く、地表面が真っ平なベースづくりが一番重要なポイント。しっかりと地面に圧力がかかっていないと、施工後に陥没してしまうことも。
仕上げるときは、水平器レベルを使って平らかどうかをチェックすると、よりプロのようなきれいな見た目になりますよ!
Step3. ブロックタイルを敷き並べる
タイルをゴムハンマーで軽く叩きながら、1つ1つ敷き並べましょう。タイルの高さを調節するときは砂を加えながら、並べていくときれいな表面になります。
タイル張り作業のコツ|ヒモや糸(水糸)をたるみなく張ること
タイルを敷く前に、基準となるタイルのラインを決めます。そのラインにあわせて、ヒモや水糸を張ると、きれいに敷き並べられます。
Step4. セメントで周囲を固定
タイルを並べた周囲は、セメントで動かないように固定する必要があります。外側となるタイルのエッジ部分のみ、砂を摘除してセメントで固定しましょう。また周囲をぐるりとセメントで固めると、さらに強力でズレの心配もありません。
Step5. ブロックの目地に砂を敷き詰める
ブロック同士の隙間に目地砂を入れて仕上げます。通常の砂より、水を吸収すると固まる粘着剤が入った砂を使う方がおすすめ。
タイル張り作業のコツ|上から転圧してしっかりと目地砂を詰め込む
目地砂をまくときは、ほうきを使って隙間なく詰め込みましょう。このとき、一度に全部の砂を目地に詰め込まず、半分程度を詰め込んだら、タンパーで全体に転圧をします。再度ほうきで砂を詰めていくことが仕上げのコツです。
Step6. 散水して完成
最後にタイル目地の砂がタイルと接着するよう、タイル全体にホースで水をかけます。タイル表面についたホコリや汚れもきれいにしましょう。
おわりに
タイルの敷き方は、作業の流れやコツを知ることで、DIYでも簡単にできます。また庭が美しく仕上がることで、より個性のあるガーデニングもできておすすめです。ぜひ庭にタイルを敷いてオシャレな庭づくりをしてみてくださいね!
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