自社サイトの閲覧者を可視化し、B2B企業の営業を効率化する「Quicker」
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9seconds株式会社は、B2B企業のWebサイトを閲覧している見込み顧客(企業)を可視化し、効率的なセールス・マーケティングにつなげる複数の機能を実装したWeb営業・訪問者分析プラットフォーム「Quicker(クイッカー)」のβ版を2021年8月18日にローンチしました。
B2B営業のリード獲得をサポート
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同サービスを導入した企業は、自社サイトを閲覧している見込み顧客をリアルタイムで閲覧可能(企業情報のみ)。その中にターゲット企業があれば、チャットを通じてダイレクトメッセージを送付することができます。ダイレクトメッセージへの返信や問い合わせがあった場合には、電話番号などを聞くことなく、その場で通話と画面共有機能を使い、商談やヒアリングを実施できるのもポイントでしょう。
他にも、ターゲット企業がランディングページに訪問した際に担当者にSlackやメールで通知する機能や、Quickerのボットによる問い合わせ対応や資料請求の返信、営業担当者との自動日程調整なども便利そうです。なお、Slackの他、ChatworkやHubspot、Salesforceなどとも連携予定とのこと。
今後の展望は?
「Quicker」のローンチを迎え、同社代表取締役CEOの渡邊将太氏は「『電話』や『メール』に続くB2Bの新たなコミュニケーションチャネルをQuicker(クイッカー)を通じて創造することにチャレンジしていきたいと思っております」とコメントしています。
今後は、エンジニアの採用を強化し、ボットのカスタム機能・レポート機能・各種CRMとの連携・ABM(アカウント・ベースド・マーケティング)を支援する機能の開発に取り組み、まずはB2B企業のWebサイト上に存在する「問い合わせフォーム」をアップデートするプロダクトを目指すようです。そのために今回、アプリコット・ベンチャーズより3,000万円の資金調達を実施しています。
(文・Higuchi)
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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