暑中お見舞いっていつから始まったの?期間や書き方も紹介!

暑中お見舞いっていつから始まったの?期間や書き方も紹介!

暑中お見舞い、出してますか?年賀状と比べると、かなり影の薄い暑中見舞いですが、いつから始まったことなのでしょうか?暑中お見舞いを出しても良い時期と、出す際の礼儀作法を調べてみました。会えない人に気持ちを伝えるツールとして、暑中お見舞いを見直してみてはいかがでようか?

暑中お見舞いの歴史

 

暑中お見舞いが、いつ頃から始まったか知っていますか?今では暑中お見舞いは、はがきでというのが定番ですが、本来の意味は少し違っていました。

 

暑中お見舞いよりも、長い歴史を持つのが年始の挨拶です。これは大化の改新の翌年、西暦646年に、帝が家臣たちから新年の祝賀を受けることの端を発しています。

 

元々、人々は1年を2期に分けるという考え方があり、その最初が年の初めの正月でした。残り半分の始まりが、お盆の時期だったようです。

 

お盆の時期ということもあり、故人を偲び、大切な人やお世話になった人の息災を確かめるために、出向いて挨拶を交わしていたのが、暑中お見舞いの始まりでした。

 

この時、贈答品を持っていくという習慣もあり、それがお中元いとして今も残っています。

 

江戸時代、遠方の人にまでは、なかなか挨拶に出向くことが出来ず、近況報告を兼ねて書簡を送るようになりました。これが現在の、暑中お見舞いとはがきの始まりとされています。

 

暑中お見舞いのはがきは、1950年6月に初めて販売され、その後1986年に懸賞付きはがきのかもめーるが販売されたことで、暑中見舞い=はがきというのが定着しました。

 

はがきや封書は、今でも受け取った側には特別な嬉しさがあるものです。人が人を思う気持ちが、ストレートに伝わる気がするのも、決して気のせいではないように思います。

 

暑中お見舞いの時期はいつ

 

暑中お見舞いを出す時期は、いつが最適なのか調べてみました。カレンダーの、小暑から立秋前日到着分までが、暑中お見舞いの時期になります。

 

まだまだ暑さはこれからが本番という時期ですが、暑中お見舞いは、あくまでもカレンダーに即した形で出すのが良いようです。

 

小暑は、7月7日前後。立秋は8月7日前後になります。暑中お見舞いを出そうと思っている人は、カレンダーを確認してみましょう。

 

到着が立秋を過ぎてしまうような場合は、残暑見舞いとします。ちなみに、残暑見舞いは、立秋から8月末までに届くように出すのがマナーです。

 

ポストに投函する時刻や相手先の住所にもよりますが、次の日に到着する可能性は薄いと思ったほうが良いです。余裕を持って暑中お見舞いが出せるよう、早めの準備がおすすめです。

 

暑中お見舞いの書き方

 

いざ暑中お見舞いを書こうと思っても、何を書いたら良いのか、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?そこで、暑中お見舞いの書き方を、紹介します。

 

お見舞いの挨拶

時候の挨拶

結びの挨拶

日付

 

まずは、お見舞いの挨拶から始めましょう。定番の、暑中お見舞い申し上げますという挨拶文が一番無難です。

 

次は、一番頭を悩ませる時候の挨拶です。暑中お見舞いを贈る相手の状況を考えて文章を作ったり、自分の近況を知らたりする内容でも良いでしょう。

 

例えば、暑さが日々厳しさを増す今日この頃、お元気でお過ごしでしょうか?我が家の子供たちも、暑い暑いと、アイスクリームの消費量ばかりが増えてしまって困っています…とか。

 

観測史上最高気温という言葉を聞くのも、決して珍しくはなくなった最近の夏ですが、いかがお過ごしですか?…とか。

 

相手を気遣う文章は必須です。さらに、プライベートなことなども加えると、ぬくもりのようなものを感じて貰えるのではないでしょうか。

 

そして、結びの挨拶になります。結びは余り長くはせずに、相手に元気で過ごして欲しいといった思いを伝えて結びとしましょう。

 

酷暑に負けず、元気にご活躍されることをお祈り申し上げます…とか。猛暑に負けず、水分と栄養を十分とって、元気にこの夏を乗り切りますしょう…とか、本の一文程度がおすすめです。

 

最後に日付を入れます。年賀状も、最後に令和〇年元旦といれますが、暑中お見舞いも同じように、令和〇年盛夏といれます。詳細な日付は入れませんので注意してくださいね。

 

おわりに

メールやラインの押されて、暑中お見舞いのはがきを見る機会も、昔に比べたらだいぶ減ってしまったように感じます。手書きで書かれた言葉には、なぜか温もりを感じます。夏を元気に過ごして欲しいあの人の、今年は暑中お見舞いを出してみませんか?

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