BBQ初心者でも安心!火起こしのコツを伝授!
BBQを始めるためには、食材を焼くための火起こしが必須です。BBQはまだ初心者という人の中には、「火起こしだけで疲れ切ってしまった」という人もいるのではないでしょうか?誰でも簡単にできる火起こしのコツをご紹介します。
BBQの火起こしはコツ次第!
BBQを楽しむためには避けては通れない火起こし。慣れないうちはなかなか炭に火がつかなくて、「こんな苦労をするのはもう嫌だ」と思った人は多いことでしょう。嫌な思いばかりが強く印象に残って、BBQが嫌いになってしまっては本末転倒です。
そんなBBQ初心者にとって鬼門ともいえる火起こしも、ちょっとしたコツを知っていればウソのように簡単な作業に早変わり。BBQ初心者でももっと気軽に楽しめる、火起こしのコツのあれこれをご紹介します。
新聞紙を使って火起こしをするコツ
火をつけるとなると誰でも真っ先に思いつくのが、新聞紙を使って火起こしする方法ではないでしょうか?ところがなかなか火がつかないと、無駄に新聞紙も時間も必要となるのが難点です。
そんな新聞紙を使った火起こしは、慣れさえすればわずか2分ほどで種火起こしができる上、コストパフォーマンスも最強といえます。炭全体に火が回るまで30分ほど待つ必要がありますが、特に必要とする道具もないのでぜひ覚えておきたい火起こし方法です。
手順
まずは新聞紙をねじって、10本ほどの棒を作ります。長さは短めで大丈夫です。新聞紙の棒を作る時には、しっかりと固めにねじるのがコツ。そうすることで燃焼時間が長くなり、火起こしも確実にできるようになるです。
次に新聞紙の棒をコンロの上に井の字に組みながら積み上げます。上手な人に聞くと「井桁(いげた)に組む」といわれたことがあるという人もいると思いますが、それはこのことです。
次に新聞紙のすき間と上に小さい炭のかけらを少量のせて、新聞紙の周りを囲むようにして炭を立てていきます。煙突のような筒状になるように並べてください。煙突効果で中に上昇気流が起こり、炭全体に火が回りやすくなります。
また、新聞紙のすき間や上にのせる炭は小さいものにしましょう。周りに煙突状に立てて置く炭も同様です。大きい炭にはなかなか火はつきません。小さい炭を活用することが早く火起こしをするコツです。
炭を組み終わったら、新聞紙の中央に火種を落とします。しばらく置いておくと中の方では炎が立ち始めますが、それでもまだ炭全体には火が回っていません。火起こしの途中の段階のため、炭全体に火が回るまでの20~30分ほどの間は触れないでおきましょう。
やがて炭全体が白くなってきます。これでBBQに必須の火起こしは無事に完了です。炎が消えているため不安に感じるかもしれませんが、この状態になれば火力は安定しています。組んだままの炭を平らに広げてBBQを始めてください。
着火剤を使って火起こしをするコツ
BBQ初心者にとっては、新聞紙だけで上手に火起こしできるのか不安に感じることもあるでしょう。そんな人は新聞紙ではなく着火剤を使いましょう。アルコールをはじめとした可燃性の高い成分を含み、意外と燃えにくい炭でも早く着火させる効果があります。
新聞紙で火起こしをするよりも短い25分ほどですみますが、難点として含まれている可燃性成分の臭いが気になる人には向きません。
手順
BBQコンロの中央に置いた大きめの炭の上に、ゼリー状着火剤を塗ります。固形タイプの着火剤を使う時には、着火剤を井桁(いげた)に組んでから炭を重ねて置いてください。
着火剤に火をつけたらその上に炭を井桁(いげた)に組んでいき、新聞紙の時と同様に煙突に似た筒状に組み上げます。欲張って多くの炭を組まずに、まずは小さめの炭を少しずつ組み上げて徐々に火をつけていくのがコツです。
また、早く火を大きくしようとして、燃焼中に着火剤を足さないでください。飛散して飛び火するなどの危険性があります。
木炭に火が移って種火ができたことを確認したら、うちわなどで優しく風を送りましょう。早く火を大きくしようとうちわで風を送りすぎると、灰が巻き上がったり、着火剤の火を消してしまったりするので要注意です。火や炭の様子をみながら風量を調節してください。
火力が安定したら種火となっている炭の周りに新たな炭を足し、必要な量の炭全体に火が回ったらBBQを開始できます。
火起こし器で火起こしをするコツ
固形の着火剤を火起こし器で覆い、火起こし器内部に煙突効果で上昇気流を作り出します。後は放っておけば自動的に炭全体に火が回るので、初心者でも手軽にして効率的、かつ安全に火起こしができるのです。
10~15分程度と時間もかからないので、火起こしを早々にすませてすぐにBBQを楽しめます。これからBBQを始めたいという人は1個用意しておくとよいでしょう。
手順
コンロの上に固形着火剤を燃えやすいように割って井桁(いげた)に組んだら、火起こし器をその上にセットします。火起こし器の上から最初は小さい炭から入れ始め、徐々に大きい炭にしながら7分目くらいまで入れてください。炭の入れすぎは空気の流れを悪くするので逆効果です。
火起こし器の下に大きめの穴があるので、そこから長い柄のついた着火器の先を入れて、着火剤に火をつけます。左右両方に大きめの穴があるので、両方側とも火をつけましょう。着火用の穴がないタイプは、燃料に火をつけてから炭を組んでください。後は放っておいても煙突効果によって火が広がっていきます。
上の方まで十分に火が回ったら、後はコンロに炭を広げるだけです。火起こし器をはずす時に、炭がコンロから転がり出ないように注意してください。後はそのままBBQを始めるだけという、初心者には特に手軽で確実なおすすめの火起こし方法です。
トーチバーナーで火起こしをするコツ
トーチバーナーの高火力を活かして直に炭などをあぶって、力技で火起こしする方法です。火であぶって炭に着火するので確実ですが、時間がかかりすぎると燃料切れを起こす危険もあります。
手順
着火しやすい小さめの炭を使って空気が通りやすいように井桁(いげた)に組み、組み上げた炭の内側をトーチバーナーであぶります。着火したらうちわであおいで風を送ってください。
風を送った時に炎が上がったらあおぐのを止めるを繰り返して炭全体に火を広げ、十分な量の炭が準備できたらBBQを始めましょう。コツを守れば確実に火起こしができますが、トーチバーナーの取り扱いには十分注意してください。
おわりに
BBQを始める前には火起こしが欠かせません。火起こしの方法にはいろいろありますが、共通したコツとして風通しをよくして小さい炭から火をつけていくというものがあります。ぜひ本記事を参考にして上手に火起こしをすませ、BBQを心ゆくまで楽しんでください!
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