シズリーナ荒井さんおすすめクリームソーダ5選!雰囲気のあるレトロな喫茶店も
街の散策や、お買い物で歩き疲れたら、一休みしたくなりますよね。これからの季節は、喫茶店でクリームソーダを飲んで涼んでみてはいかがでしょうか。今回は、アイス評論家のシズリーナ荒井さんインタビューの下、喫茶店のクリームソーダおすすめ5選をご紹介。クリームソーダの「原点」から、目に楽しいものまで!大人になってから注文しなくなったという人こそ、あらためて味わってみてくださいね。
【目次】
① 東京都・パーラー大箸
たっぷりの生クリームが魅力
東京・渋谷の東急プラザ6階にある「パーラー大箸(おおはし)」は、フレンチの名店「sio(シオ)」の鳥羽周作シェフが監修した喫茶店。ここで味わえるのが「THE・クリームソーダ」です。
このクリームソーダのおすすめポイントを教えてください。
ズバリ、生クリームです。メロンソーダに蓋をするほど、たっぷりの生クリームが使われているところがポイントなんです。
メロンソーダ、生クリーム、アイスと3層に分かれているんですね。
このスタイルでは、アイスクリームとソーダ水の間にできる層の、シャリシャリとした食感を楽しむことができないのですが、これはこれでおいしい! メロンソーダの濃さもちょうどよくて、とても好きです。
その他にこちらのお店のこだわりなどはありますか?
受け皿に、純喫茶の定番といえる「KANESUZU(カネスズ)」の食器を使用しているところも見逃せません。落ち着いた雰囲気を楽しみたい人にも、おすすめです。
② 東京都・ゆりあぺむぺる
詩や小説の世界に浸れる名店
アールヌーボーのランプがおしゃれな、東京・吉祥寺にある「ゆりあぺむぺる」。40年の歴史がある、ザクロ味の「ゆりあぺむぺるクリームソーダ」の他、カラフルなクリームソーダがそろっています。
このお店の特徴を教えてください。
「ゆりあぺむぺる」という印象的な名前です。どこかで聞き覚えがあったのですが、詩人で童話作家として知られる、宮沢賢治さんの「春と修羅」の一節でした。この詩にちなんで、名付けられたそうです。
とてもロマンチックですね。
エメラルドグリーンのクリームソーダは、フルーツミックス味の「おしゃまなエイミー」。若草物語に出てくるエイミーからイメージしたそうで、物語が浮かんでくるようです。
個性的なネーミングのクリームソーダですが、他にはどんな種類がありますか?
ライチ味の「みずいろの少女」、キャラメルソーダ味の「モンローキッス」、洋梨味の「ピンキーガール」など。カラフルで美しいので、メニューを眺めているだけでも楽しいですよ。
③ 東京都・銀座本店サロン・ド・カフェ 資生堂パーラー
クリームソーダの原点!
日本で初めてクリームソーダを提供した「銀座本店サロン・ド・カフェ 資生堂パーラー」。ソーダ水にホームメイドのアイスクリームを浮かべた「アイスクリームソーダ」は、歴史を感じるクリームソーダの原点です。
このクリームソーダの魅力を教えてください。
アイスが浮いているように見えますが、実は1個の氷が支えているんです。初めて見た時は、びっくりしました。
透き通ったソーダ水の美しさが引き立ちますね。
バニラビーンズが練り込まれた自家製のバニラアイスも絶品です。
ソーダは、レモン、オレンジ、今月のおすすめの3種類から選べますが、特におすすめはありますか?
季節を問わず楽しめる、レモン味がおすすめ。シロップ感がなく、レモンスカッシュのような爽やかなのどごしを楽しめます。コク深いアイスとの相性も抜群です。ちなみに、受け皿にはシンプルで上品なデザインに定評がある、「ノリタケ」の食器が使われています。
④ 千葉県・コーヒープラザ壹番館
バラの花形アイスクリームが豪華!
千葉・柏の髙島屋本館・中3階にある「コーヒープラザ壹番館」。オリジナルのブレンドコーヒーやフロートなどと並んで人気がある「クリームソーダ・メロン」は、子供から年配の方まで楽しめる逸品です。
このクリームソーダのおすすめポイントはどこですか?
美しいバラの形に盛り付けられた、アイスクリームです。
手が込んでいて、食べるのがもったいないですね。
このアイスクリーム、大容量のホームタイプアイスのような、爽快感があるあっさりとした味わいです。濃厚なメロンソーダと混じり合って、絶妙なハーモニーを醸し出しています。
美しく盛り付けられた、たっぷりのアイス! ちょっと贅沢をした気持ちになりますね。
アイスの受け皿に使われているのは、「銀座本店サロン・ド・カフェ 資生堂パーラー」でも使用されている、高級ブランド「ノリタケ」の食器。ゴールドのロングスプーンも気分が上がります。店内は、レトロな雰囲気ながらも清潔感があって明るいので、ゆったりと過ごせますよ。
⑤ 神奈川県・喫茶ジュリアン
2種類のクリームソーダを一度に堪能できる!
JR藤沢駅付近にある「喫茶ジュリアン」の名物、「ペアソーダ」。緑と赤の2種類を一度に楽しめる、お得感たっぷりのユニークなクリームソーダです。
このクリームソーダの特徴を教えてください。
見ての通り、2種類のクリームソーダが一度に味わえるところです。緑色のソーダはメロン風味、赤色のソーダはイチゴ風味なんですよ。
こんな形の器、今まで見たことがありません!
このクリームソーダを作りたくて、店主が探し出した器だそうです。40年前に東京・かっぱ橋道具街で購入して以来、今もこの独自のクリームソーダを提供し続けているんです。
メロンソーダにはアイスが、イチゴソーダには生クリームが載っているんですね。
メロンソーダのアイスは、濃厚なミルクアイス。イチゴソーダの生クリームは、懐かしの淡い甘さで、口の中に残る感じがいい味を出しています。ぜひ、食べ比べを楽しんでください。
シズリーナ荒井さんいわく、「クリームソーダは、グラスが届いてから5分はそのまま見守っていてほしい」とのこと。アイスの表面にシャリシャリ食感が生まれて、よりおいしく感じられるそうです。ぜひ一度、お試しあれ。
掲載情報は2021年5月27日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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