みょうがの歯ごたえは切り方だけじゃない!ひと手間プラスで食感UP
みょうがは余りがちで、頻繁には買わないという方も多いのではないでしょうか。みょうがをもっと楽しめるよう、相性のよい食材を紹介します。切り方や選び方、シャキシャキに仕上げるポイントも紹介しているので、みょうが好きの方は参考にしてください。
みょうがの旬と選び方
みょうがは、爽やかな香りとシャキシャキとした歯ごたえを楽しめる、香味野菜です。薬味として使われることが多いのではないでしょうか。メイン料理にはならないけれど、香りや歯ごたえは独特で、唯一無二の存在です。
7月~8月に収穫されるものは「夏みょうが」。8月中旬~10月に収穫されるものは「秋みょうが」と呼ばれます。夏みょうがは小ぶりで、色も薄めです。秋みょうがはサイズがやや大きく、色鮮やかです。秋みょうがの方がおいしいとも言われています。
おいしいみょうがを選ぶポイントは、色がきれいで、ツヤがあり、身がしっかりと締まっているものが良いです。丸みがあって、先が開いていないのも大切です。
みょうがは、つぼみに近い存在なので花が咲きます。花が咲いたものや、乾燥したものは香りが落ちているので、選ばないようにしましょう。
みょうがの下処理と切り方
みょうがは独特の風味があり、たまに食べたくなりますが、食卓への登場は少ない印象です。たまにしか使わないので、下処理や切り方も、なんとなくすませている方も多いのではないでしょうか。みょうがの皮はむくのか?正しい下処理と切り方を紹介します。
みょうがの下処理
みょうがの皮は傷んでいなければ食べられます。新鮮な場合は、皮をむく必要はありません。黒ずみや痛みがあれば、切り落とすか、皮をむきます。特に先端は、枯れや傷みが出やすいです。
先端だけでしたら、その部分だけ切り落として使えます。洗い方は、水をはったボールで振り洗いしてください。汚れが気になる場所は、手で優しく洗います。
みょうがの切り方
一般的な切り方としては、千切りと輪切りで使うことが多いです。千切りはシャキシャキとした食感を楽しめ、薬味にむいています。そうめんや冷奴の薬味にぴったりです。サラダに入れると、食感と香りがアクセントになりおすすめです。
輪切りの特徴は、細かいので他の食材との馴染みが良い点です。味噌汁や納豆、和え物に入れるときに使われる切り方です。
千切り
根元を少し切り落とし、縦半分に切ります。
芯の部分をV字に切ります。芯の部分も食べられるので、捨てずにとっておきましょう。
芯を切っておくと、1本1本ほぐれやすくなります。
芯の方を下にして置き、1~2㎜幅で薄く切ります。
2.で切った芯の部分も薄切りにして完成です。
輪切り
根元を少し切り落とします。
みょうがを横にして置き、先の方から1~2㎜幅で薄く切ります。
先の方から切ると、最後までばらけずに切れます。どちらの切り方でも、水にさらし、アク抜きをします。短く、30秒ほど。みょうがの香りは、水に溶けやすいので、長く水にさらすと風味が損なわれてしまいます。
みょうがをシャキシャキにする方法
みょうがの魅力はなんといっても、さわやかな香りとシャキシャキとした歯ざわりです。生で食べる場合におすすめなのが、氷水でのアク抜きです。よく冷えた氷水でアク抜きをすると、繊維がしまりシャキシャキ感がUPします。
水にさらす時間は30秒ほどで十分です。あまり長く水にさらしておくと、せっかくの風味が水に溶けだしてしまいます。水から上げたら、キッチンペーパーなどで、水気をふき取っておきましょう。
みょうがの香りは、時間が経つと薄れてしまうので、食べる直前に切るのも大事なポイントです。加熱調理する場合は、あく抜きは不要です。みょうが特有の風味が苦手な時は、加熱する場合であっても、水にさらすと風味がやわらぎます。
残ったみょうがでもう1品!相性のよい食材3選
みょうがは薬味で使っても、余ってしまうことが多いのではないでしょうか。冷凍もできますが、せっかくの香りや食感が損なわれてしまいます。そこで、みょうがと相性のよい食材を3つ紹介します。薬味だけでなく、みょうがの魅力をたっぷり味わえます。
なす
なすとみょうがは相性がよいうえに、副菜やおつまみになり便利です。なすを炒めて、仕上げにポン酢とみょうがをくわえればさっぱりとした一品に。
豚バラ肉をプラスすれば、立派なおかずになります。なすの味噌炒めに、みょうがをプラスするのもコクがありながら、さわやかな香りが楽しめます。
青じそ
みょうがと同じく、薬味によく使われる青じそですが、みょうがとの相性抜群です。みょうがと青じそを混ぜて、薬味はもちろん、色味もきれいなのでサラダにもピッタリです。
冷しゃぶサラダや、豆腐サラダに使えば、暑い季節にぴったりの、さっぱりとしたサラダに仕上がります。
味噌
味噌はみょうがとの相性がよいうえに、家庭にある材料なので活用しやすいです。みりんを混ぜた甘い味噌にみょうがを漬ると、おつまみにもなります。また、刻んでごはんに混ぜてもおいしく、おにぎりにもぴったりです。
青じそやしょうがなどの薬味があれば、刻んで甘味噌と混ぜると、薬味味噌になります。キュウリや厚揚げに添えると、おつまみにぴったりです。
おわりに
みょうがは独特の風味で、薬味にピッタリですが、余りがちでもあります。しかし、相性のよい食材と合わせて買っておけば、次の日の1品にもなります。
爽やかな香りとシャキシャキした歯ごたえは、みょうがでしか味わえません。特に暑い季節にピッタリの野菜です。切り方を変えて、食感の違いも楽しんでみてはいかがでしょうか。
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