30年歴史のあるゲームタイトルシリーズ いくつ知ってる?

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30年歴史のあるゲームタイトルシリーズ いくつ知ってる?

若いゲーマーの方にはピンとこないかもしれないが、シリーズ最初の作品が発売されてから30年以上という長い期間が経過した今もなお愛され、新作の開発が続けられている人気ゲームが日本にはいくつもある。

大人のゲーマーにとっては馴染み深い、30年以上タイトルが続いているシリーズの魅力とは? きっとプレイしたことがある有名作品ばかりになるとは思うが紹介したい。

●スーパーマリオシリーズ
任天堂の顔と言えるキャラクター「マリオ」を生み出したシリーズ。初代は1983年に発売されたファミコンの『マリオブラザーズ』で、1985年には現在も破られていない、日本国内記録である累計出荷数681万本を記録した『スーパーマリオブラザーズ』を発売、その後は沢山のキャラクターや派生作品を生み出し、今も昔も子供から大人まで幅広い層の人たちに楽しまれている。

近年では人気YouTuberがプレイ動画を投稿し、当時の熱気をしらない子たちにもかなり知名度の高い作品だ。横スクロール、ジャンプアクション、ボタンダッシュなど、後のアクションゲームに基本となるシステムを備え、後のゲームに与えた影響はかなり大きい。年月を経ても、マリオシリーズは新要素を取り入れ続けることでゲーマーを脅かせ、最近では、自分のコースを作成し遊ぶことのできる『スーパーマリオメーカー』『スーパーマリオメーカー2』なども発売している。

●イースシリーズ
1987年にpcゲームとして発売された天真爛漫な冒険家アドル・クリスティンを主人公としたアクションRPG『イース』は、「今、RPGは優しさの時代へ」をキャッチコピーに、それまで複雑で高難度という認識だったアクションRPGの敷居を下げ、ゲーマーの裾野を広げた作品だ。PC、コンシューマー共に幅広く展開され、オンラインゲーム化もされた。外伝も含めると多種の派生作品があり、ファンからとても愛されているシリーズとなっている。

また、30年を超えるRPGシリーズながらもずっと主人公が同じ、派生作以外は赤髪の冒険家アドルが主人公というのもシリーズの大きな特徴となっている。

1作目と2作目の『イースII』は連作の雰囲気を意識し、時系列も概ね発売された順番通りに進んでいくが、基本はどの作品も一作のみ遊び切りで問題なく、どの作品から遊んでも楽しめる。誰でも気軽に遊べるとっつきやすさは、30年以上を経た現在でも健在だ。

時代と共に2Dや横向きアクションから美しい3Dへ進化しても、「アドルが漂流して島に流される」「数々のヒロインとのフラグブレイカー」「なぜか毎回初期装備」などのシリーズ鉄板ネタを抱えながら、愛されキャラのアドル・クリスティンの冒険譚は続いていく。

●ゼルダの伝説シリーズ
主人公リンクが活躍するアクションRPGゼルダの伝説シリーズも実は30年超え。1986年、任天堂ファミリーコンピューターディスクシステムで出た作品が、その後もアクションRPGとして人気を獲得し、最新作に至るまでリンクが活躍する物語でありながらも少しずつテイストを変えながらゲーマーの心を掴んできた。日本以上に海外での人気が高いシリーズとしても有名だ。

最近では無双シリーズとしても展開され、無双アクション好きの心も掴んでいる。

何もするにも自由なオープンワールドとして作られた最新の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では美しく素晴らしい世界の作り込みでファンの心も新規ゲーマーの心もガッチリ掴み、2Dの頃から大事にしていた、自分の足で歩き、新しい世界を知るという、ゼルダシリーズの作風の可能性をさらに広げた。

●ファイアーエムブレムシリーズ
1990年にファミコン用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』は、画期的なシステムでゲーマーの心をつかんだ。

それは普通の「死んだら生き返るゲーム」とは正反対に、「一度死んだキャラクターは二度と生き返らない」というなんともハードなシステムだ。自軍のユニットを駒扱いすることの多いシミュレーションRPGにおいて、この要素は驚愕だった。キャラクターが魅力的なだけに衝撃的な厳しさだ。

ファンタジー要素を取り入れたシミュレーションRPGのはしりとして、今もシリーズ展開を続けており、システムやグラフィックも時代ともに進化。最新作では学園風のテイストになっている。現在でも戦略的なバトルに重厚なシナリオ、魅力的なキャラクターは健在で、ファンを楽しませてくれる。

●ストリートファイターシリーズ
1987年に稼働開始した対戦型のアーケードゲームが初代だが、空前のブームを呼び「格闘ゲーム」というジャンルを定着させたのは1991年にアーケードゲームとして稼働を開始したストⅡこと、『ストリートファイターII』だ。1992年にはスーパーファミコン用ソフトとして移植され、アニメ映画化やハリウッド映画化などもされた。

ストⅡのヒット以降も、アーケード、コンシューマー共に多数のシリーズをリリースし、様々な格闘スタイルのキャラクターが生み出された。『ストリートファイターII』で確立した「打撃」「ガード」「投げ」の三すくみ要素は、その後続く全ての格闘ゲームの基本形となっている。現在はシリーズ最新作の『ストリートファイターV』他、数々の格闘ゲームがeスポーツの種目にもなっており、プロゲーマーたちの人間離れした対戦は目が離せない。

●ドラゴンクエストシリーズ
言わずと知れた日本の王道RPGシリーズ。初代は1986年、ファミコンで発売された。

大人ゲーマーの方は90年代のファミコン・スーパーファミコン時代にはドラクエ派とファイファン派(FF派とも)に分かれ、どっちが面白いかと論争になった人も多いのではないだろうか。正統派コマンド入力バトルで子供から大人まで楽しめる。また反射神経が求められる要素がほぼなく、アクションゲームは苦手という人も受け入れるとても懐の深いシリーズだ。

スライムなど初代から馴染みのモンスターは鳥山明氏デザインで、今もスマホからコンシューマーまで幅広く愛されている。

近年だと建築の要素もある「ビルダーズ」、モンスターたちが主役の「モンスターズ」、スマホで歩いて「ドラクエウォーク」などなど様々な派生をしてきた。正統派のRPGだけでなく作風を広げていくことで幅広い層へ展開されている。

●ファイナルファンタジーシリーズ
日本のRPGシリーズとしてドラクエと並ぶシリーズなのがファイナルファンタジーシリーズだ。初代は1987年、ファミコンで発売された。

近い時期に発売されたドラゴンクエストと比べると天野喜孝氏の描く美しいキャラクターがちょっと大人な雰囲気。新作が出るたびに毎回刷新されていくバトルシステム。毎回目新しさの連続と、演出に心を奪われる映画的なRPGでもある。

毎回主人公もシステムも世界観も全て変わるため、どこから始めても問題はないが、「シド」「飛空艇」「チョコボ」など、必ず登場する鉄板要素もあり、それら比べて見るのも楽しいかもしれない。

2020年には、1997年に発売されていた『ファイナルファンタジーVII』を大幅にリメイクした『ファイナルファンタジーVII リメイク』も発売され話題になった。ゲームのジャンルが多様化した時代でも、多くのゲーマーの話題を攫っていくシリーズだ。

●テトリスシリーズ
1984年にソビエト連邦で誕生し、日本では1988年に、落ち物パズゲームの元祖としてアーケードゲームに登場した。

単純明快、列を横に並べて消していくパズルゲームは時代と共に様々なハードで展開され、その時代のゲーマー達の心を掴んできた。近年ではeスポーツ種目にもなっておりネット対戦も盛んだ。

テトリスのヒットが後のパズルゲームに与えた影響は大きく、パズル系のゲームの開発が盛んになるきっかを作った、まさに金字塔と呼べるシリーズだろう。

●ぷよぷよシリーズ
パズルゲームに「連鎖」という観念を定着させ、対戦要素をより強くしたぷよぷよシリーズも今年で30年を迎える。1991年にファミコンディスクシステムで発売されたのが初代作品で、以降アーケード、コンシューマー共にシリーズ展開をしている。

可愛いらしい「ぷよ」を消していく落ち物パズルで、黙々と列を消していくテトリスとは違い、同シリーズは同色の「ぷよ」を4体重ねると消えるシステムを利用し、上手に「ぷよ」を積み上げ連鎖を発動させ、相手に「おじゃまぷよ」を送り込むシステムで人気を博した。また、ゲームに登場する個性的なキャラクターも人気となり、現在でもグッズ展開をしている。

連鎖や、連鎖をやり返すことで「おじゃまぷよ」を相殺するシステムなど、競技性も高い同シリーズはeスポーツ種目としても熱くプレイされるようになり、オンライン対戦でも日々、プレイヤーたちが腕を磨いている。また、ぷよぷよとテトリスが一緒に楽しめる「ぷよテト」も発売され、30年越えのゲームタイトル、夢のマッチとなっている。

●まとめ
以上、30年続いているゲームシリーズを紹介した。知っているタイトルでも「これも30年以上続いていたの?」と言うのもあったのではないだろうか? これらのシリーズは、きっと今後も我々を楽しませてくれることだろう。

*画像イメージ


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