この占い大丈夫か 携帯番号下四桁占い これを特集する『バイキングMORE』は上岡龍太郎さんを見習って頂きたい|久田将義

コロナ禍で皆さん、暇なのでしょうか。世紀末なのでしょうか。「数秘」という占いにはまった小林麻耶さんを既報しましたが、また新たな占いが出没しました。携帯番号の「下四桁占い」。正確には琉球風水志と言うらしいのですが、画数とかで人を決めつけているのを見ると、既存の占いにアレンジを加えたものらしいです。
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4日の『バイキングMORE』にて、琉球風水志シウマさんという人が「特集」されていました。番組では、MCの坂上忍さんを占い「物事を斜めに見る人ですよね」とテレビを見ていれば、誰でもそう思うであろう坂上さんの見た目の印象を占いにかぶせて言います。
そして、携帯番号の下四桁を足した数で、今年の運勢が分かるというものを発表します。因みに、0は「凶」でした。やる気がないとかいう理由でしたが、僕は0×4のヤクザを知っていますが、かなりやる気のある人です。因みに、僕の下4桁も「凶」でした。
かつて上岡龍太郎さんは、こういった占い、オカルトを徹底的な現実主義によって、テレビ放映中でも抗っていました。「探偵ナイトスクープ」では生放送中にオカルト的な番組作りに怒り、退席した時もありました。
シウマさんがYouTubeをやっているというので早速覗いてみました。いくつかあるのですが、すぐ目に入ったのが、
『2021年金運/3日連続配信②/お金が手に入る開運術/開運ナンバー/カラー/スポット/方位/琉球風水志シウマ』
というタイトル。出ました。金運。YouTubeでも怪しげな広告が出てきています。「副業でこんなに金が儲かるの!?」という類のもの。これは、漫画「闇金ウシジマ君」に出てくる「信者ビジネス」で金を儲けるといった人と、手順こそ違うものの目的は一緒です。
「金を持っている奴が勝ち」
確かに一面ではそうかも知れません。が、それが全てでもないでしょう。少なくとも、そういう考えの人に魅力を感じます。コロナ禍、どうしてもこういった切羽詰まった雰囲気になります。ツイッターでは「闇ビジネス」で検索するとかなりの数が出てきます。
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携帯番号の下4桁で運勢が決まる? キャリア、携帯会社によって僕らの運命が決められている事になります。何を言わんや、です。因みに、ヤクザは色々な手段によって下4桁の番号を決める人も少なからずいます。つまり、恣意的に決める事が出来るのです。で、あるならばこの占いは無意味です。
コロナ禍で、家にいる事が多くなっています。占いとかYouTubeのアヤシゲな広告をクリックしてしまう事もあるでしょう。気をつけたいものです。(文◎久田将義)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
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