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はじめが肝心!家庭菜園のプランニング方法

はじめが肝心!家庭菜園のプランニング方法

植える位置の日当たりや株間など・・・。家庭菜園のプランニングで注意したいことをご紹介。しっかりしたプランがあれば、美味しい野菜を収穫できるようになるはずですよ!
加藤正明さん

練馬区の農業体験農園「百匁の里」園主で、テレビや雑誌などで活躍。NHK Eテレ『趣味の園芸 やさいの時間』では栽培管理を務める。著書に『達人が教える! 農家直伝 おいしい野菜づくり』(永岡書店)などがある。

どんな菜園にしたいかプランニングする

育てたい野菜を決めているのなら、菜園プランを立てるのが大事。
ここではプランニングする際に大事なこと2つをご紹介。

紙に書き出してみると、全体像をイメージしやすくなりますよ!

 

菜園の日当たりを確認する

▲住宅地の菜園は、日が傾く夕方前から家や木の陰になります。それならば長く日が当たる場所にトマトなど日光を好む野菜を植えるなど配置を考えて。

多くの野菜は、日当たりのよい場所で良く育ちます。
一日中、日が当たるのか、時間帯によって日の当たらない時間があるかどうかの確認をしてください。

太陽は季節によって高さが変わるため、菜園の日当たりも季節ごとに異なります。できれば、四季折々に確認しておくのがオススメ。

また、家庭菜園する場所の地形の確認も大切です。
傾斜地やすり鉢状の畑では、斜面の上部には終日日が当たっても、下部は日陰になりがち・・・。
さらに、傾斜地の上部では、水はけは良くても肥料もちが悪く、下部では水や湿気、肥料分がたまりやすいなど、同じ畑でも栽培環境が異なる場合も多いんです。事前に環境をチェックしましょう。

 

家庭菜園のプラン図を作る

▲1坪菜園のプラン例。4つのブロックに分けて、育てたい野菜と株数を書き出しています。栽培前に作っておくと、苗やタネの調達もスムーズに。

育てたい野菜が決まり、日当たりや地形を確認したらプラン図を作りましょう。
これからの時期に育てられるか、成長後の草丈や必要な株間はどのくらいかなど考えながら、株数を決めて。

また、同じ科の野菜を同じ場所で続けて育てると特定の病害虫の被害にあいやすくなり、うまく育たなくなります(連作障害)。
菜園を4〜5つの区画に分けて、科をローテーションさせながら配置を!
春にはトマトやナス、トウガラシなどのナス科野菜が、秋にはハクサイやダイコンなどのアブラナ科野菜が多くなりがち。

翌年のことも考え、「好きだから」とやみくもに育てないよう注意したい。

 

【Point】ベランダでは立体的に置く

▲草丈が高くならない葉もの野菜は、高さのある台に載せて日当たりを確保して。イチゴやハーブ、ベビーリーフなど大きくならない野菜はハンギングに向いています。

スペースに限りがあるベランダでは、菜園を作るにしても日当たりの良い場所も限られます。

特に手すりがコンクリートフェンスのベランダでは、フェンスの近くは一日中、日陰になることも。
そんなときには立体的な配置になるようにして。
台の上にプランターを置く、ハンギングにするなどの工夫で、日当たりだけでなく風通しも良くなりますよ。

まずは1日の日の当たり方や、風の抜け方などを確認し、互いに陰を作らない野菜の種類や配置を考えてください。
ただし、集合住宅のベランダは共有スペース。避難経路やハッチの開口部をふさがない、手すりの外側にプランターを設置しないなど、ルールを守って野菜作りを楽しみましょう。

 

何をどこで育てるか考える

プラン図を作る際に、意識したいのが草丈と株間。
自分のプランニングが問題ないか次の2つのことを、チェックしてみて!

 

背丈が高くなる野菜は北側に配置

▲配置を間違えると、草丈の低い野菜が日陰になってうまく育たなくなります。

平坦で日陰にならない一般的な畑では、畝を東西方向に立てるのが理想。これに対して傾斜地では、等高線に沿って段々畑になるように畝を立てて。

いずれも菜園全体に、まんべんなく日が当たるようにするためです。
傾斜地では、雨によって土や肥料が流れてしまうのを防ぐ効果もあり。

そして、東西に畝を立てた場合、トマトやキュウリ、トウモロコシなど草丈が2mにまで高くなる野菜は北側に、リーフレタスやホウレンソウなど草丈が25~30㎝にしかならない野菜は南側に配置。
こうすることで、草丈が高くなる野菜が、ほかの野菜に陰を作る心配がなくなります。

 

株間は十分にとって植える

▲主な野菜に最低限、必要な株間。これより広いほうが生育はよくなります(※小カブとニンジンは、15㎝間隔の穴あきマルチにタネをまいた場合の株間)。

「たくさん収穫したい」「初心者だから失敗するかもしれない」と株数をたくさん育ててはダメ。

野菜には、しっかり育つために必要な株間があり、それより狭いと肥料
分を奪い合って軟弱になったり、日当たりや風通しが悪くなったり、それによって病害虫が発生したりします。

そのため、菜園の広さと育てる野菜に合わせて、株数を決めることが大切。

ゆったり伸び伸びと育てたほうが生育が良くなり、株数は少なくても収穫量は増えますよ。
また、丈夫に育つことで病気や害虫の被害にもあいにくくなり、病害虫対策の管理作業がラクになるメリットも。

 

いかがでしたか?
家庭菜園を始める前にぜひ参考にしてみてくださいね。

 

イラスト/江口あけみ 構成、文、写真/北村文枝

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