3Dプリントが医療の未来を変える!?ライス大学の研究チームがバイオプリンティングによる肺の開発に成功

・新開発のバイオプリンティングで生体適合性ゲルを印刷

・特殊な技術を採用
今回の課題に取り組むためにチームは、ステレオリソグラフィ装置(SLATE)と呼ばれる新しいオープンソースバイオプリンティング技術を開発。生細胞からなる液体のプレヒドロゲル溶液を印刷し、それを青い光にさらすことによって各層を硬化させるというもの。
このシステムを用いれば、複雑な内部構造を持つ軟質水性ベースの生体適合性ゲルを、ほんの数分で製造することができる。印刷された組織は一時肝細胞に載せた後、慢性肝障害のマウスに移植。着床後も無事に機能している。
・すべてのファイルを公開

この新しいバイオプリンティングシステムは、流体を一方向にしか流れないようにする二尖弁のような血管内機能も作り出すことができるという。チームは近い将来あらゆる肺疾患の治療に適用されるよう、今後も鋭意研究を続けていく所存だ。

ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。