【青森県むつ市】青森県最後の旅、むつ市へ

青森県むつ市

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、青森県むつ市を写真とともに紹介する。

Vol.410/青森県むつ市

今日は朝6時に出発した。空に薄い雲が広がっていたが、雲ではなく霧だ。北海道の根室や羅臼で見た低い霧を思い出す。今まで青森県は爽やかな晴れか、単純な曇り空の二択だった。

そして、青森県の旅で最後に残っていた、むつ市の旧市町村。むつ市、旧川内町、旧脇野沢村、旧大畑町、の4つが今日の目的地になる。

4つだけれど、青森市からの出発であれば1日がかりになることは想定していた。青森市からむつ市の市街地まで、いきなり100kmの移動になるのだから。青森市から反対方面、津軽半島の最北端である龍飛崎までは70kmほど。むつ市の方が龍飛崎より遠い。前回の旅で、下北半島の広さも痛感していた。

田名部川

むつ市役所

釜臥山が徐々に近いてきた

いろんなお店

釜臥山、印象的だなあ

陸奥湾と学校。美しかった

赤いトタン屋根の集落と凪いだ海は、下北半島の景色だ

とはいえ、むつ市では「霊場恐山」しか訪れたことがなかった。だからこそ、今回はほかの地域も巡ってみたかった。むつ市でもまずは恐山ではなく、市街地を巡った。穏やかに流れる田名部川も美しく、暮らしのそばに立派な釜臥山(かまふせやま)があり、シンボリックだ。陸奥湾沿いを進んで行くと集落と海の景色にも心躍った。静かな陸奥湾の淡い青色と、遠くに見える低い山並み。そして、海と隣接して立つ集落や学校。今までに自分が見たと感じたことのない景色だった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

  

  

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