【北海道旧戸井町(函館市)】函館市から東のまちへ。海がそばにある暮らし

北海道旧戸井町(函館市)
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、北海道旧戸井町(函館市)を写真とともに紹介する。
Vol.414/北海道旧戸井町(函館市)
青森県の旅を終えて、次にどうするかというプランは2パターンあった。秋田県に行くか、北海道に行くかだ。秋田県に行く場合、北海道は後回しになる。このときは8月下旬。どんどん寒くなるので、来年以降になる可能性も生じる。北海道に行く場合、秋田へのフェリー航路もあるので、北海道→秋田とおそらくロスなく進むことができる。
うーん。まだ、北海道も寒すぎないだろう。行けそうだ。
というわけで、北海道へ行くことにした。
青森から北海道への行き方は主に2パターン(実際はおそらく3航路)で、青森市から行くか、大間町から行くかだ。前日は下北半島を回っていたので、大間町から翌日(今日)の朝7時の便に乗ることにした。
朝6時半にフェリー乗り場に着いたらバイクも車もすでに並んでいて、大汗でチケットを買ってかろうじて間に合った。ぼくがバイクを船に乗せるころには、海外の自転車乗りお兄さんが焦った様子で来ていたが、彼も船内にいたので、無事に乗れたようだ。
津軽海峡フェリーの「大函丸」は想像以上に大きな船舶で、需要があるのだなあと考えてみる。物資の運搬としても確かに必要な航路だし、乗客もぼくみたいなツーリングや旅行者は、案外毎日いるものだ。
1時間半の航海、原稿の整理をしていたら、あっという間に着いたのだった。
そして、今日は函館市の旧市町村を進んで行く。函館の市街地から東側の地域は、今まで地図で見ていて、行ったことないなあと感じていた。函館市街地を巡るだけでも時間がすぐに経つけれど、市としても大きいのだよなあと。その行けていなかった部分に、訪れてみよう。まずは津軽海峡沿いに、東へ進んで行く。旧戸井町へ。

フェリーに乗って、函館に到着だ

戸井支所へ。函館市街地からは距離があった

海もそばにある

昆布がたくさん干されていた

海岸線も気持ちいいなあ

暑い中おつかれさまです
函館市街地から旧戸井町の市街地までは約30km。地図で見ていたよりも案外遠くて、戸井支所に着いたとき、思わず休んでしまった。地図で見る距離感と、実際の距離に慣れなければいけない。
また、津軽海峡沿いに広がる集落は海の雰囲気が充満していて、あちこちで昆布が干されていた。最初に昆布が干されている家を見たときはびっくりしたけれど、徐々に見慣れてしまうほど、ほんとうにたくさんの場所で干されていたのだった。よくみると、昆布が干されている家の地面は砂ではなくて、丸い石だ。砂が付かないからなのかなあと思った。石が庭に広がっている風景も、案外なかなか見られないはずだ。
(仁科勝介)

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247
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