関西スパイスカレー人気店32軒店主が考えた全40種のとっておきレシピって?
欧風、インド風、タイ風などさまざまな種類のあるカレー。独自の発達を遂げてきた日本においてカレーはもはや国民食といっても過言ではありませんが、最近ひとつのブームになっているともいえるのが「スパイスカレー」と呼ばれる類です。
スパイスの強烈の複雑な香りや味わいを楽しめるカレーのことですが、とくに熱い盛り上がりを見せているのが大阪。自らスパイスの研究を始めて店舗を構える店主が多かったり、他ジャンルとさまざまなコラボレーションをしたりなど、自由かつ独自性のある活動をおこなうお店が数多くあるのだとか。
そんな関西の人気スパイスカレー店32軒の店主が考えたスパイスカレーと副菜、スパイス料理、合わせて全40種のレシピを掲載しているのが『関西のスパイスカレーのつくりかた』です。本書に登場する旧ヤム邸、アアベルカレー、Yatara spice、森林食堂などの名店、関西の方ならご存じの方も多いのではないでしょうか。
さて、スパイスカレーとひとことで言っても、掲載されているレシピは実にバラエティに富んでいます。
たとえばアアベルカレーの店主が教えてくれるのは、日本でもわりと馴染みのある「ココナッツチキンカレー」。鶏もも肉や玉ねぎ、トマト缶、ココナッツミルクなどはお決まりの材料といえますが、ここに何種類ものスパイスが加わるのがスパイスカレーのスパイスカレーたるゆえん! クミン、コリアンダー、ターメリック、レッドペッパー、ガラムマサラ、カルダモン、クローブ、ブラックペッパーなど10種類近くものスパイスを使うレシピとなっています。
ほかにもドライキーマカレーやマトンカレー、エビのグリーンカレーといった定番から、「白身魚とホウレン草の四川風スパイスカレー」や「あんかけ油味噌キーマ」「鰹かおる豆カレー」などの変わり種まで、各店主考案によるさまざまなスパイスカレーのレシピを収録。もちろん、そこに使われるスパイスも多種多彩で、どんな複雑な味わいになるのか挑戦してみたくなるものばかりです。
なんとも奥深いスパイスカレーの世界。本書の最初には「スパイス辞典」なるスパイスの紹介もありますので、まずはそれぞれの特徴や効能を知ることから親しんでみるのもよいかもしれません。そこから実際にお店に食べに行ってみたり、スパイスショップを訪れてみたり、自分で作ったり、お店のイベントやコラボにも足を運んでみたり。興味を持てば持つほど、その世界は広がっていきそうです。とりあえずまずは、本書を一読するところから始めてみてはいかがでしょうか。
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