【官報癒着】警察庁、マスメディアの「夜回り」問題について回答できず

警察庁

警察組織に関連する官報癒着としては最大の問題のひとつ「夜回り」問題について警察庁長官に質問状を送ったところ、以下の様な返事が返ってきました。

警察庁からの回答)

報道機関が都道府県警察に対して行う取材方法の在り方について、警察庁はお答えする立場にありません。

警察庁官房総務課広報室

要するに「回答できない」ということなんでしょうが、当然のことながらこれで十分とはいえません。完全否定できないのであれば何らかの回答をおこなうべきです。都道府県警察を指揮監督する立場である「警察庁」からの返事として極めて無責任であり不誠実きわまりない内容で、責務の放棄といえます。

※「夜回り」とは: 新聞・テレビの記者が警察幹部の自宅を夜や朝に訪ね、秘密裏に捜査関係の情報をはじめとする機密情報を得る行為を「夜回り(夜討ち)」「朝駆け」といいます。

続いて、以下の様な質問を警察庁へ送付いたします。

質問)
それでは、別紙の「夜回り」「朝駆け」と呼ばれる行為に関する一連の質問はどなたにさせていただいたらよろしいでしょうか。お答えください。

「別紙」は、前回と同じ質問内容を同封します。

警察からの情報漏洩の温床であり、警察と報道の不適切な関係の象徴ともなっているこの「夜回り」という悪習に対する警察、そしてそれを監督する立場の方々に対する見解の表明と改善を今後とも求めてまいります。

官報癒着に反対し、警察からの適切な情報公開を求める署名

マスメディアと警察の情報癒着に反対し、オープン化と適切な情報公開を求める署名です。紙での署名集めと、ツイッターアカウントを使ったネット署名をおこなっています。多くの賛同が集まっています。

警察側の発表をうのみにし、何の疑問も持たずに情報を垂れ流しするマスメディア。そんな不健全な警察とメディアの関係にNOという意思表示をおこなってください。

●賛同いただける方は署名をお願いいたします(紙の署名です)
Twitterを使った簡易署名も集めていますが、紙の署名を優先的にお願いします
https://getnews.jp/signature/6/?v=prev [リンク]

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 【官報癒着】警察庁、マスメディアの「夜回り」問題について回答できず
深水英一郎(ふかみん)

深水英一郎(ふかみん)

トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。

ウェブサイト: http://getnews.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。