タイ人が認めたタイ人によるタイ人のためのカームー専門食堂に行ってみた

もしタイの首都バンコクで現地人に愛される本格的なタイ料理が食べたいならば、カームーやカオカームーが高評価の食堂「チェープアイ」(24 Somdet Chao Phraya Rd, Somdet Chao Phraya, Khlong San, Bangkok)に行くことを強くオススメします。

タイ人が認めたタイ人によるタイ人のためのカームー専門食堂

チェープアイは豚足煮込み、いわゆるカームーが絶賛されている食堂で、小さなお店でありながら、行列ができるほどの人気店。観光客というより地域住民に愛されている食堂です。つまり、タイ人が認めたタイ人によるタイ人のためのカームー専門食堂といえます。

チェープアイのカームーは年季が違う

この食堂では複数のタイ料理を食べることができますが、訪れる客のほとんどがカームーかカオカームー(カームーをかけたライス)オーダーします。

基本的にバンコクのカームーはどこで食べても平均的なレベルを保っているのですが、チェープアイのカームーは年季が違うし、旨味濃度が違うし、甘味濃度が違うし、醤油濃度が違うし、とにかく全体的に濃いです。

たっぷりと豚エキスが染み込んだ煮卵はビジュの時点で至高

2025年10月某日、チェープアイに出向いて食べました。カームーにするか、カオカームーにするか迷いましたが、今回は豚肉の味に一極集中して味わいたいと思い、カームーにしました。

トッピングとして煮卵をプラス。たっぷりと豚エキスが染み込んだ煮卵はビジュの時点で至高。もはや食べる前から「これ絶対ウマイやつ」と思えるパワフルなもの。

ドリンクはペプシコーラにしました。甘いカームーに、甘いペプシコーラ。

甘味にブーストをかける組み合わせです。

豚のあらゆる部位が含まれているカームー

一般的なカームーは、豚を徹底的に煮込んでいるため、肉がトロトロになっています。チェープアイのカームーは、豚のあらゆる部位が含まれていて、トロトロな部位、ほど良く柔らかい部位、ホロホロと砕ける部位、そしてキュキユッとはごたえのある部位など、食感が退屈しません。

オーダー時、苦手な部位を伝えることで、好きな部位だけを食べることも可能です。トロトロのところだけ食べることもできます。

カームー汁をたっぷり含んだカームー煮卵とともに食べる

トロトロにカームーを、弾力あるカームーにからめながら、カームー汁をたっぷり含んだカームー煮卵とともに食べる。正直。かなり、甘みと醤油が濃いです。でも、この濃さを煮卵がキャッチして抱擁。それでも包み込めなかったエネルギーをペプシコーラで流す感じ、かなりジャンク感があって良いです。

ペプシコーラの爽やかさで打ち消す

そもそも甘いカームーに、甘いペプシコーラの組み合わせはどうなのかと、そう思うかもしれませんが、甘さに甘さをぶつけることで、カームーのおいしさが増す感じがします。そもそも醤油テイストも濃いので、ペプシコーラの爽やかさで打ち消すことが可能。良いです。

打ち消しが必要なのは、味がアンバランスだからじゃあないの? と思うかもしれませんが、違う、そうじゃあないのです。打消し後の味だからこそ到達できる味があるのです。

カオカームーをオーダーすることをオススメ

もしチェープアイに行くことがあれば、まずはカオカームーをオーダーすることをオススメします。ライスが濃い甘味と醤油テイストを引き立ててくれるからです。しかし、攻めのテイストを堪能したいのであれば、ライスなしのカームーが良いでしょう。ごちそうさまでした。

<お店情報>
店名: チェープアイ
住所: 24 Somdet Chao Phraya Rd, Somdet Chao Phraya, Khlong San, Bangkok

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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