あの娘を助けるんじゃなかった…… イーライ・ロスが認めた新鋭監督のメキシコ・ホラー『ドント・ヘルプ』公開[ホラー通信]
メキシコからなんだか面白そうな映画がやってきました。映画『The Inhabitant』が邦題『ドント・ヘルプ』として日本公開。そのタイトルの通り、助けてはいけない(=ドント・ヘルプ)奇妙な少女の物語です。
主人公は強盗計画を企てた3人姉妹。上院議員が賄賂で受け取った金を盗もうと、その家に侵入します。首尾よく議員夫婦を拘束しますが、地下から聞こえてきたのは奇妙な叫び声……? 「誰もいない」とごまかす議員をよそに地下を調べると、そこにはベッドに縛られた議員の娘の姿が。親の虐待から助けるべく少女たちが娘の拘束を外しますが、それが悪夢のはじまりとなるのでした……。
あらすじで気になったら是非予告編もご覧ください。地下に行くのを食い止めようとする夫婦の必死さ、そして姿を現した少女のただならぬ様相が不安を掻き立てます。「娘は6歳から話すことも歩くこともやめてしまった」「“なぜ神様は私をいじめるの?”と娘に聞かれる」次々に飛び出す意味深な台詞。果たして一体この家で何が起こるのでしょうか。
監督・脚本は、イーライ・ロス監督作『ノック・ノック』『グリーン・インフェルノ』で、ロスとともに脚本を手がけてきたギジェルモ・アモエド。自身もこれまでに、イーライ・ロスをプロデューサーに迎えた『イーライ・ロスPRESENTS ザ・ストレンジャー ~感染者~』を監督しています。本作は世界最高峰のジャンル映画祭とも称されるシッチェス・カタロニア映画祭で南米最優秀作品賞を受賞しており、そのクオリティは折り紙付き。
日本で上映されるのは、東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋で開催される名作映画発掘フェスティバル『のむコレ』。上映回数には限りがあるので、もし近郊にお住まいで尚且つスケジュールが合う幸運な方なら、行かない手はありません。ぜひスケジュールにねじ込んでくださいませ。
作品概要
『ドント・ヘルプ』
メキシコ映画/2017年/94分/シネスコ/ドルビーSRD/カラー/スペイン語/原題:The Inhabitant
配給:アット エンタテインメント
<上映スケジュール>
東京・シネマート新宿
12/1(土)、3(月)、5(水)、7(金)、8(土)、13(木)、18(火)大阪・シネマート心斎橋
11/29(木)、30(金)、12/3(月)、8(土)、15(土)、18(火)、21(金)
D.R. (C) NOVILUNIO PRODUCCIONES S.A. DE C.V. México 2018
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