すべては最高の気分で週末を過ごすために! 妥協なき道具選びの達人とジープ グランドワゴニア
▲小西唯さんは、自営業を営むかたわら、休日はアウトドアで思いきり遊ぶ趣味人。愛車はジープ グランドワゴニア。1962年にワゴニアとして誕生して以来、人気を博してきた名車だ。1983年からグランドワゴニアに改称し、小西さんの車はその最後期に当たる90年式。5年前に専門店にて約280万円で購入
頑張っていいモノを買った方が後悔しない
モノの良し悪しを判断できるようになるには、相応の投資が必要だ。機能や耐久性、デザインの普遍性は、ある程度自分で使ってみないとわからないからだ。
小西さんはスキー&スノーボード、カヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)など、様々なアクティビティを楽しむ趣味人。なかでもキャンプに懸ける情熱は相当なもので、道具への投資は惜しまない。
「子供と一緒に遊ぶためにキャンプを始めたのですが、数年前にとあるキャンプイベントに参加してから、モノ選びの基準が一変しました。とにかく、みんなかっこいいんですよ。どのキャンプサイトを見ても、自分のスタイルが確立されていて、おしゃれ。それからはずっと、人とかぶらない世界観を模索してきました」
そうしてたどり着いたのが、少量生産のガレージブランド製品。
「タープや椅子は『サンセット・クライマックス』という日本のブランド。ビンテージ感があって、それでいて現代の素材を使っているから、品質は折り紙付きです」
▲ビンテージ感満点の家具が揃う。右手前の焚火台の上に載る白い筒は、お香を立てる道具。気持ちよく過ごすための演出に手抜かりはない
ガレージブランドは大量生産品よりも値段は張るが、小西さんは「妥協して安物を買うよりも、頑張っていいモノを買った方が後悔しません」と断言する。
もちろん、今までに買った道具は膨大な数にのぼる。だからこそ、その中から本当に気に入ったモノを厳選して作り上げたキャンプサイトは、景色に馴染み、優雅な雰囲気満点。
存在感あふれるグランドワゴニアも、小西さんがこだわり抜いて選んだ自慢の愛車だ。
「16万マイルも走っている古い車なのに、今までに起きたトラブルは、夏の山道でのオーバーヒートだけ。アメリカ車はもともと頑丈に作られているし、なによりも雰囲気がいい。もし手放すことがあっても、きっとまた乗りたくなるでしょうね」
▲現代の車よりも金属パーツが多く、それがいい味となっている。当時の金属製ルーフキャリアはそのままにして、スーリーのキャリアを後付けしている
▲現代では使われることのない、味のあるウッドパネル。モール部分はアメリカから取り寄せて装着した
使ってわかるモノの良さは、車にもいえること。古い車は壊れなくても維持費がそれなりにかかる。それでも最高の気分で週末を過ごせるなら、後悔はしないはず。車選びで妥協することのないよう、自分のスタイルを貫いて探そう!
▲キャンプ道具だけでなく、一眼レフカメラやドローンも積んでいく、多趣味な小西さん。雨が降ったときは上をタープで覆う
※本記事は、カーセンサー 2018年4月号(2018年2月20日発売予定)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
ジープ グランドワゴニアを探す▼検索条件ジープ グランドワゴニアtext/櫻井香
photo/見城了
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