クロスビーが欲しい! でも意外と高価!! そんなあなたにオススメしたいのはスズキ イグニス
▲待望のでかハスラーことクロスビー。でもお値段が意外と……
軽自動車じゃないところが重要なポイントなのです
昨年末に発売されたスズキの小型SUVであるクロスビー。でかハスラーなんていわれていますが、実はハスラーを大きくしたものではなく、最初から新規の普通車として開発されているため、車としてもしっかり作られています。
ただ、そこでネックになるのがその価格。上級グレードの4WDとなると車両だけでも220万円近くとなってしまい、そこにナビやETC、ディーラーオプションを装着していくと、あっという間に200万円台後半の見積もりが完成してしまうのです。
ではそこでクロスビーの代わりになる車種はなにか? もちろん、一番近いのはハスラーであることは間違いありませんが、クロスビーを待望していたユーザーの多くは軽自動車ではなく、普通車であることが重要だということもあるので(いざというとき5人乗れるとか)、今回チョイスした車種はこちらになります!
スズキ イグニス(初代)
▲歴代スズキの名車のデザインエッセンスを融合したことでも話題となったイグニス
はい、まさかの同メーカー、スズキ イグニスです。何を隠そう、クロスビーのプラットフォームはイグニスと共通であり、広義に解釈すれば兄弟車とも言えるのです。ホイールベースはもちろん、アルミホイールのデザインも共通ですしね!
じゃあクロスビーとイグニスで何が違うの? というところですが、一番違うのは搭載しているエンジン。クロスビーの1Lターボ(99ps/15.3kgf・m)に対して、イグニスは1.2L NA(91ps/12.0kgf・m)となり、低回転域でのトルク感では1.5L NA並みといわれるクロスビーに若干のアドバンテージがあります。
ただ、どちらも同様のハイブリッドシステムを採用しており低速域ではモーターアシストも加わることから、イグニスで明らかな力不足を感じることもないハズ。
また、燃費の面ではクロスビーが22.0km/Lに対してイグニスは28.0km/L(どちらも2WDのカタログ値)と、誤差の範囲とは言えないほど違いがあるのです。
なお、4WD車のイグニスにはスポーツ&スノーモードこそ備わらないものの、クロスビーと同じくグリップコントロールやヒルディセントコントロールは装着されるので、走破性を求めるユーザーも安心ですね。
▲内装のデザインはイグニスもクロスビーに負けず劣らず個性的
室内空間には差があり
プラットフォームが共通ということで、室内空間についてはそれほど差がない……と思いきや、実はクロスビーはイグニスに比べて全高が110mm高くなっているため、ヘッドクリアランスはクロスビーの方に軍配が上がります。
また、イグニスはリアゲートの傾斜がきついため、トランクスペースに関してもクロスビーの方にアドバンテージがあるというのは紛れもない事実。ただ、そこまで目いっぱい荷物を積んだりしないのであれば、問題ない部分でもありますから、ここは実際に実車でチェックしてみるのがオススメです。
▲イグニスも決して荷室がミニマムということはありませんが……
安全装備は抜かりなし
クロスビーもイグニスも、自動ブレーキなどの先進安全装備の用意があるため、狙うなら装着車がオススメ。ただ、クロスビーが単眼カメラ+レーザーレーダーなのに対してイグニスはステレオカメラタイプであり、作動速度はイグニスの方に分があります。その代わり、クロスビーには後退時にも自動ブレーキが機能するという、悩ましい違いが存在します。
▲ステレオカメラはコストが高いためクロスビーでは採用が見送られた?
相場は総額で100万円を切る車も
そんなイグニスの中古車相場はかなり格安。ベーシックグレード、MGの2WD車であれば、走行距離が1万km台でも総額で100万円を切る個体も結構見つかりますし、自動ブレーキなどを装備した「セーフティパッケージ装着車」でも100万円をちょっと超えたくらいから狙えちゃいます。4WDの自動ブレーキ付きでも150万円~といったところ。
走破性や燃費、安全装備もクロスビーに負けていないイグニス。そして、値段も2016年デビューの高年式にもかかわらず、クロスビーと比べて破格とも言える安さです。クロスビーのパッケージングが気に入ったけど予算が限られている…… そんな方にはピッタリの1台ではないでしょうか!
text/小鮒康一
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スズキ イグニス(初代)×総額表示あり×修復歴なし
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