新『iPhone 3G S』ついに発表! 300万画素カメラ&ビデオ録画機能も搭載

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アップルは、新しい『iPhone 3G S』を6月8日に発表しました。アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラー氏によると、「iPhone 3G Sはこれまでで最も速く、パワフルなiPhoneです。お客様にはオートフォーカスカメラやビデオ録画機能などの素晴らしい新機能、そしてボイスコントロールにより得られる自由さを気に入ってもらえることと思います」とのこと。ちなみに『iPhone 3G S』の“S”は“Speed”からきているようです。

それでは、『iPhone 3G S』の特徴をわかりやすいリスト形式で紹介していきます(すべての写真を見る)。

日本での発売はいつ?
『iPhone 3G S』は、6月26日(金)午前8時に発売開始です。コピー&ペースト機能などが使える『iPhone OS 3.0』は、6月17日(水)よりすべての『iPhone』ユーザを対象に『iTunes 8.2』以降を通じて無料ソフトウェアアップデートが開始されます。


高速化&バッテリーのパワーアップ
平均して『iPhone 3G』の最大2倍、ウェブページの表示やアプリケーションの立ち上げが速くなりました。7.2Mbps HSDPAをサポートしたことによりネットワーク接続も高速化。バッテリー寿命が長くなったため、より長時間の使用が可能です。『OpenGL ES 2.0』標準を利用したグラフィックスにより、ゲームなどのプレイ画面もさらに美しくなっています。


300万画素のオートフォーカスカメラ
『iPhone 3G』では“きわめてシンプル”だったカメラ機能が、300万画素のオートフォーカスカメラになりました。ピント、露出、色やコントラストの調整、自動マクロフォーカス機能も搭載。『タップ・トゥ・フォーカス』を使えば、ディスプレイに触れた部分に合わせて自動的にピントと露出を再調整することもできます。


ビデオ撮影&編集機能
ビデオも撮影できるようになりました。録画した後は、『iPhone 3G S』上で開始位置と停止位置を指定してトリミングすることで編集できます。編集した動画は『YouTube』への投稿も1タップでスムーズに行えます。


『ボイスコントロール』でハンズフリー
内蔵マイクやヘッドセットのマイクに“コマンド”をしゃべるだけで、電話をかけたり、アーティスト名やプレイリスト名で音楽を再生することができます。音楽の一時停止や早送り、シャッフル機能のオンオフのほか、「今かかっている曲は何?」と質問することもできるそうです。


方角を確認できる“デジタルコンパス”
地図はあるけれど、自分がどっちの方向を向いているかわからない……というときに便利なデジタルコンパスが搭載されました。ユーザーの向いている方角に合わせてマップが自動的に回転して確認することができます。


新しい『iPhone OS 3.0』
『iPhone 3G』ユーザーを悩ませてきた“コピペができない問題”も解消されました。『iPhone OS 3.0』では、カット、コピー、ペーストを可能にしたほか、メールや連絡先、カレンダー、『iPhone/iPod』内のコンテンツを検索する『Spotlight』機能も搭載。メールやメモなどで使える横長キーボードなど、100以上の新機能が提供されます。アプリケーションでは『iPhone 3G S』をモデムとして利用できるテザリングなど、要望の高かった機能も実現しました。

幅広いアクセシビリティ機能
『iPhone 3G S』のディスプレイ上に何が表示されているかを声で知らせるスクリーンリーダー『Voice Over』や、スクリーン全体を拡大できるユニバーサルズーム機能、視力の弱い人のためによりくっきりした画面を提供する『White on Black』機能などを搭載し、視力に障害のあるユーザーに使いやすい環境を提供。左右のオーディオチャンネルを一つにまとめる『Mono Audio』により、片耳の聴力を失った人でも、もう一方の耳で左右両方のチャンネルの音を聴くことができます。

『Nike+iPod』サポート
『iPod』時代からの人気機能だった『Nike+iPod』もサポートされます。オプションの『Nike+iPodセンサ(2200円)を『Nike+シューズ』に取り付けると、走った距離を記録したり、最新のジム機器とシンクしてトレーニングすることができます。

大きなデザイン変更や派手なサプライズはなく、今回はていねいにユーザビリティの向上を図ることに集中したという印象でしょうか。新しさを追いかけるだけでなく、ユーザーの声にきちんと応えることで完成度の高い製品に作りこんでいく姿勢に、アップルらしい気概を感じます。アメリカでは、メモリー16Gバイト版が199ドル、32Gバイト版が299ドル(AT&Tの通信サービスを2年間契約した場合)。日本での価格はまだ未定のようです。
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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