名作絵本『はらぺこあおむし』が“匂いつき”に? 嗅覚から脳を活性化する知育玩具
「えっ。あおむしの匂いがついてるの?」とカンチガイしそうになりましたが、決してそういう話ではありません。日本でも540部売れたエリック・カールの名作絵本『はらぺこあおむし』が食べる果物に香りをつけて、嗅覚で脳の活性化を促すという新しいタイプの知育玩具が登場しました。
sanbongawaは、脳科学に基づいた『五感で遊ぶ知育科学シリーズ』第1弾として、香りをかいでカードを合わせ、嗅覚を刺激することで脳の活性化を促すはじめての知育玩具『Baby Perfumer―はらぺこあおむしのいいにおい』を10月16日(孫の日)に発売します。
幼児期における五感へのさまざまな刺激は、脳の神経回路を形成するうえで重要な役割を果たすと言われています。同社は、埼玉大学 脳科学融合研究センター 中井准一教授の協力の元、嗅覚への刺激による脳活性について共同研究をスタート。香りをかぐことで脳血流量が増加するという興味深いデータが得られたそうです。
『はらぺこあおむしのいいにおい』では、カード本体に貼った香料シールを指の腹を軽くこすると果物の香りが発生。果物の香りをかぎ分けて遊びます。カードは全25枚、リンゴ、バナナ、パイナップル、イチゴ、オレンジの5種類の香りを用意。香りの有効期限は、未使用時1~2年、貼り付けごは約3か月程度です。希望小売価格は2100円(税込み)。
対象年齢は3歳以上。子どものいる家庭に遊びに行くときの手みやげにもちょうど良いかもしれませんね。いや、ふつうの絵本『はらぺこあおむし」とホンモノの果物を持って行くほうが、子どもにとってはホントの意味での“五感で知育”になるのかも…? むしろ、大人が遊んで楽しい絵本なのかもしれません。
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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