鹿野農水相、代表選出馬を正式表明「震災からの復興にすべてのエネルギーかける」

鹿野道彦農林水産相

 鹿野道彦農林水産相は2011年8月26日午後、都内で記者会見を開き、民主党代表選への立候補を正式に表明した。

 会見で鹿野農水相は、新代表に就任した場合、東日本大震災の復旧・復興と福島第1原発の事故対応を挙げ、「この点にすべてのエネルギーをかけて取り組みたい」と力強く語った。

 また、増税については「経済の好転がない限り、増税はしない」とした上で、被災地の復旧・復興のための財源については

「増税と一緒に考えると復旧・復興が遅れる。財源については政府が責任を持つ方向で」

と語った。

 さらに記者から、「代表選で小沢一郎氏の支援は受けられるのか」と問われると、鹿野氏は「それは小沢先生が判断することだ」と答えた。

 鹿野農水相は山形県出身で学習院大卒。1976年に自民党から衆議院議員選挙に出馬し、初当選。1989年の第1次海部俊樹内閣で農水相に任命され、初入閣した。その後、自民党の離党、新党みらい結党などを経て、1998年に民主党に合流。2010年9月から菅直人改造内閣で農水相に就任していた。

(山下真史)

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