赤ちゃんが乗っていますのマークの意味を初めて知りました

かりんのひとりごと

今回はかりんさんのブログ『かりんのひとりごと』からご寄稿いただきました。

赤ちゃんが乗っていますのマークの意味を初めて知りました

「‘baby in car’や‘マタニティママ’が乗ってます」2009年12月04日『YOMIURI ONLINE 発言小町』
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/1204/280009.htm?o=0&p=0

車にマタニティマークをつけて走っていたらパッシングをされた。その後信号待ちで止まったら、後ろの車から若者が降りてきて暴言をはかれた、という内容(詳細はURL先でどうぞ)。

このスレを見て初めて車につけるマタニティマークというものの存在を知りました。今はそんなものがあるんですねぇ。正直これを読んだ時の私の感想は「妊婦さんか……でもだからなに? どうしてそれを車に貼ってアピールする必要があるの?」というものでした。

同じく車についている「赤ちゃんが乗っています」のマークの意味も知らず、「赤ちゃんが乗ってるから危険運転をしても許してね」ってこと? とか、「赤ちゃんが乗ってるからぶつけたら死ぬ確率が普通の車より高いから私の車を避けて」ってこと? もしや妊婦様、子連れ様? と思っていました。

でもどちらにもそんな意味ではない本当の重要な意味があったんですね。今日初めて知りました。
本当のそれらのマークの意味。それは上で紹介したスレのレスに書いてありました。他にもネット検索をしてみたのでそれらをまとめるとこういう意味になります。

赤ちゃんが乗っていますステッカーやマークは事故を起こした時にレスキュー隊に知らせるためにあります。

小さい子どもは事故などの衝撃で隙間に入り込んでしまうことがあり、見つけにくいためです。乗車している大人に意識がない状態だと子供が乗っていることを伝えられず、放置されてしまう危険性があるためステッカーで知らせます。(本来は子供が乗っていない時は、はずさなければならないステッカーのようです)

実際に過去に海外で事故で大破した車から乗っていた大人は全員救出したものの、座席の間にはさまれていた赤ちゃんだけは見つけることができず亡くなってしまったという事故があり、それからこのステッカーが考案されました。(←これに関しては都市伝説で実際にはこのような事故はなかったという説もあります。ただ、ステッカーの意味としては赤字のもので間違いありません。)

マタニティステッカーについては調べていませんが、同じような理由だと思います。事故などに遭ったときに意識がないと妊婦だということが伝えられないので貼るものなのでしょう。

一番上に紹介したスレでも私と同じように全く意味を知らずに「私もだからなに? って思っていました」という方が大多数で、子どもがいても「意味がないからつけていない」という方もいました。

意味を調べるために『おしえてgoo』や『Yahoo!知恵袋』などを読みましたが、他の方も「子どもがいるという自慢」「子どもが乗ってるから気をつけろという意味」「子どもがいるから気を遣えって意味」などという回答が多くみられました。

たぶん世間一般的には「子どもがいるから(妊婦だから)トロトロ運転でも許してね」「子どもがいるから(妊婦だから)私に気を遣ってね」というように押し付けがましく感じている人が多いのだと思います。私もそう思ってました。妊婦だから気をつけろっていうくらいなら運転しなきゃいいのに。と思ってました(妊婦は運転するなという意味ではありません)。だから一般的にあまりいい印象をもたれないステッカーなんでしょうね。

でも本当はそういう意味でのアピールのためのものではないんですね。とても勉強になりました。独身・子なしの私ですが、だから知らないのが当然というのはダメなんですよね。ほんと無知でスミマセン! そして私と同じように「なんの意味があるの?」と思ってた方はこの機会に意味を知って下さい。

だけど……トピを立てた方は違う使い方をしてますね。「ツワリがひどくてスピードを出せないから」という意味でつけているとは。ただ、追加レスを見るとステッカーに保険がついているようで、貼ってるだけで保険がおりるタイプなら貼る意味もちょっとわかるかもしれないと思ってみたりしたのでした。どちらにしてもいい印象を持っていないからといって、わざわざ車から降りて罵る若者の方がおかしいと思うけれども。普通の人なら意味を知らずにいい印象を持ってなくても文句を言ったりはしませんよね……。世の中にはいろいろな人がいるなぁ、と思います。

貼る方の大半は意味をきちんと知ったうえで貼っていると思いますが、知らないで優先座席のように優先されることを目的として貼ってる人もいるのかなぁ? と思ったりしました。もしくは子どもがいても意味を知らずに貼らない人もいるかもしれませんね。私もこのまま意味を知らずにいたら、絶対貼らないと思っていた1人です。周りにアピールしてまで気遣いしてほしくない、なんて思ってたクチなので……。でもこのマークはそういう意味ではないと知って、この先そんなことがあったら貼るかもしれないなと今思っています。

【2011/08/14追記】

なんだか勝手にこのエントリが広まっているようなのでその後の補足を……。

本文中に書いている海外のレスキューの話に関しては都市伝説という話が以前からあり、このエントリを書いた後にコメント欄から教えていただき私もその話が都市伝説だという説を読みました。これに関しての真偽については私にはわかりかねます。

ただ、その話で「なるほどな」と思ったのと同時に今まで私が思っていた「だから何?」という感情が薄れたのはたしかで、私と同じように「だから何?」派だった方が考え方が変わるキッカケになればと思うのでこのまま都市伝説は残しておきます。

非公開コメからも沢山のコメントを頂いていますが、その中でこんなコメントがありました。

人に席を譲ったり、譲られたりすることがそんなに気分が悪いことでしょうか? そんなギスギスした社会より、気持ちよく『どうぞ』『ありがとう』が言ったり、言われたりできる社会の方が良いように思う私の方が変な人でしょうか。

たしかにその通りと思います。そして私の持っていた最初の考え方である「だから何?」というのは譲り合い精神からはずれているものだと思います。うーん……正確には他の人に優しくない考え方というか。ステッカーを見たから優しくしよう! と思うのが正しいとは今でも思いませんが、それに対して負の感情を抱いてしまうのは間違っていたと思います。

たぶん過去の私と同じようにステッカーに対して反発を持っている人は今でもたくさんいることと思います。そして例に出ているレスキューの話に関しては都市伝説かもしれないけど、こういう気持ちでステッカーを貼っているママさんもいらっしゃることと思います。また、現在の日本ではチャイルドシートが義務化されたため、チャイルドシートで判別可能ですが、チャイルドシート義務化前は“マタニティマーク”と同じく意味のあるマークだったと思います。そういう意味では例えの話がたとえ都市伝説だったとしても、私には「なるほどな」と思えるほどの説得力がありました。一応例文にはこの話は実話ではありませんの注釈を入れておきます。

お互いの気持ちの歩み寄りのキッカケとなればいいなという気持ちは最初に書いた通り変っていないので、削除しろなどの声もありますが、当面はこのまま残しておきます。

また何か勘違いしている方も見受けられますが、ここは個人ブログですので調べ物にも限界があります。また、感情が入りすぎなどの声も頂いていますが、皆さんが『Twitter』で思ったことをつぶやくように私もここに思ったことを書いているだけですのでご理解いただけたら。

執筆: この記事はかりんさんのブログ『かりんのひとりごと』からご寄稿いただきました。

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