孤独のグルメの女版『花のズボラ飯』が3年8ヶ月ぶりに帰ってきた!
「今ならアタシ、ブタと呼ばれてもいいっ。幸せなブタちゃんです」
口の周りにごはん粒をつけ、涙を流しながら自作の”ズボラ”メニューをおいしそうにほおばる――人間の三大欲求である「食」にどこまでも貪欲な30歳人妻・駒沢花が、3年と8ヶ月ぶりに帰ってきました。
秋田書店から11月16日に発売された『花のズボラ飯 3』は、2012年度の「このマンガがすごい!」で栄えある「オンナ編」の第一位に輝いた大人気グルメ系漫画の第3巻。単身赴任の夫を持つ花が、ひと時の一人暮らしライフを満喫する日常が描かれている同作には、花がその場にある食材とアイディアを組み合わせて作る数々のズボラ飯が登場します。
今回の第3巻にも「お茶漬け海苔パスタ」や「鯖の水煮缶丼」、「土鍋ひとりしゃぶしゃぶ」など、「それは料理と言えるのか!?」とついツッコミが入るようなレシピが誕生していますが、そのどれもが「なんだかおいしそう」と思えるようなものばかり。早速新刊を手に取ったファンの間では「いつもながらズボラだけど絶対おいしそう」「読んだらおなかがすいてきた」と、久しぶりの花のズボラマジックにかかっている人が多数いるようです。
花のズボラレシピの他にも同作にはいろいろな魅力が詰め込まれています。例えば、作中に描かれた花の豊かな表情も、ファンの心を掴んで離さない要素のひとつ。今回も涙を流しながら「うんま~~~~~い!!」と絶叫したり、料理中唐突にひらめいたアイディアレシピに「天才!! やっぱアタシ天才!!」と自画自賛したりと、その愛らしい花の表情に癒される人も多いはずです。
今やグルメ系漫画の定番である同作ですが、実はこの『花のズボラ飯』の原作を手がけるのは、深夜の飯テロドラマとしてお馴染みの「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之さん。あくまでも主人公の視点で”食”を語る二つの作品には、どこか共通点もあるように感じられます。
3年8ヶ月ぶりの新刊となった『花のズボラ飯』。料理好きな人も、普段自炊をする習慣のない人も、きっと読後に台所に立ってみたくなるような一冊です。
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