今年のおもちゃショーの見どころは? 『日本おもちゃ大賞2011』が発表される
6月16日から19日にかけて東京国際展示場(ビッグサイト)で開催される『東京おもちゃショー2011』に先がけて、『日本おもちゃ大賞2011』が発表されました。『東京おもちゃショー2011』の記者発表と授賞式が行われ、今年の『おもちゃショー』の見どころも併せて紹介されています。
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『日本おもちゃ大賞』は2008年から毎年、発売済みもしくはその年の9月までに発売されるおもちゃから、良質な製品を選出している賞。今年は全308点の応募から7部門について大賞が発表されました。
障がいの有無にかかわらず子どもが一緒に遊べることに配慮した共遊玩具部門では、タカラトミーの『トミカプリスクール ゆびコン シリーズ』が大賞を受賞しました。スマートフォン風のタッチパネル操作ができるリモコンが付属し、車の場所や動きを音声で伝えるので、目が不自由な子どもも一緒に楽しめるおもちゃ。6月16日に発売を予定しています。
同部門ではこのほかにイワヤの『こっちをむいて おさんぽ瞬太郎』、コンビの『いろんなあけかた』、セガトイズの『さかだちラッキー』、メガハウスの『電池不要で光る!成る!エコロ』が優秀賞を受賞しています。
子どもの知育や教育に貢献する玩具から選ぶエデュケーショナル・トイ部門では、アガツマの『アンパンマン タッチであいうえお教室 キッズタブレット』が大賞を受賞。タッチ操作やスライド操作ができるタッチパネルを採用し、「あいうえお」や数字の学習、クイズや音遊びができるおもちゃです。8月に発売を予定しています。
同部門ではほかに、くもん出版の『メモリーたまご』、セガトイズの『アンパンマン おしゃべりいっぱい! いまからはじめる! せいかつカード』、タカラトミーアーツの『リアルコンストラクション<木工安全体験> デラックスワークショップ』、バンダイの『はじめてのペンタッチスクール』が優秀賞を受賞しています。
男の子向け玩具のボーイズ・トイ部門では、バンダイの『変身ベルト DXオーズドライバー・オーメダルシリーズ』が大賞を受賞しました。人気の『仮面ライダーオーズ』のおもちゃで、ベルトのスキャナでメダルのICチップを非接触で読み取り音や光を発する変身ベルト。昨年の9月から発売されています。
同部門ではほかにエポック社の『野球盤 ドクターケイ v.s. ダブルスラッガー』、セガトイズの『爆丸 BA-001 コロッサス・ドラゴン』、タカラトミーの『連結!E5系「はやぶさ」&トミカ駅前ロータリーセット』、タカラトミーアーツの『バーチャルマスターズリアル』が優秀賞を受賞しています。
女の子向け玩具のガールズ・トイ部門では、タカラトミーの『リカちゃん サーティワン アイスクリームショップ』が大賞を受賞。商品化の要望が多かった人気アイスクリームショップとのコラボ製品で、別売りのセットをそろえれば31種類のアイスをコンプリート可能。4月から発売されています。
同部門ではほかにエポック社の『ヘアコレカチュール』、セガトイズの『ズーブルズ フラワーハウス』、パイロットインキの『なかよしコレクション』、バンダイの『3Dデコデルカ スタンダードセット』が優秀賞を受賞しています。
キャラクターを使った玩具のキャラクター・トイ部門では、メガハウスの『ONE PIECE LOGBOX』が大賞を受賞。テレビアニメ『ONE PIECE』の名シーンを再現できるジオラマフィギュアで、各フィギュアに付属するボーナスパーツを集めると、また別の名シーンが再現できるというシリーズフィギュア。昨年の9月からシリーズ第1弾が発売されています。
同部門ではほかに、アガツマの『本当に撮れる!しゃべれる!アンパンマン はじめてデジカメ』、ジョイパレットの『あたまもからだもトレーニング かぞくで!育脳マットDX』、タカラトミーの『カーズ・トミカ コースに変身!マックィーン』、バンダイの『変身携帯モバイレーツ及びレンジャーキーシリーズ』が優秀賞を受賞しています。
素材・技術的に優れたものや新規性のある玩具から選ぶイノベイティブ・トイ部門では、タカラトミーアーツの『にんげんがっき』が大賞を受賞しました。ガジェット通信でも紹介させていただいているように、人間の体を楽器にして、タッチし合うことで演奏できるおもちゃ。6月30日に発売を予定しています。
同部門ではほかに、セガトイズの『3DスプレーアートPRO』、タカラトミーの『トミカプリスクール ゆびコン シリーズ』、バンダイの『1/700スケール 東京スカイツリー』、メガハウスの『~盤が動けばゲームが動く~ オセロ・革命』が優秀賞を受賞しています。
大人が楽しめる玩具のハイターゲット・トイ部門では、河田の『nanoblock 東京スカイツリー+LEDプレート』が大賞を受賞。世界最小のブロック『nanoblock』500ピースで作ったスカイツリーを、別売りのLEDプレートでライトアップできる製品。9月に発売を予定しています。
同部門ではほかに、タカラトミーの『TRANSFORMERS DUAL MODEL KIT (DMK01) OPTIMUS PRIME』、テンヨーの『超不思議マジック「ザ・サードアイ」』、トミーテックの『TCSワイヤレス・パワーユニット N-WL 10-CL』、バンダイの『大人の超合金 小惑星探査機はやぶさ』が優秀賞を受賞しています。
優秀賞を含む受賞作品のラインアップからも読み取れますが、今年のおもちゃショーの見どころは次のキーワードに集約できるそうです。
-エコ
-3D
-スマートフォン・タブレット型
-スカイツリー
-2つのはやぶさ
-従来のおもちゃの枠を超えたおもちゃ
「エコ」は、発電するおもちゃや、電池を使わずに遊べるボードゲーム、立体パズルなどのアナログおもちゃ。「3D」は、3Dメガネで立体視できる作品を自分で作れるおもちゃやパズルなど。「スマートフォン・タブレット型」は、文字通りスマートフォンやタッチパネルを模したおもちゃや、タッチパネルで操作できるおもちゃ。来年開業する「スカイツリー」は数多くの製品がラインアップされ、東北新幹線と小惑星探査機のふたつの『はやぶさ』関連製品も注目できるとのこと。
「従来の枠を超えたおもちゃ」は、電子マネー『Edy』のケース『電子マネーEjacket 仮面ライダー新1号』や子ども用デジカメ『本当に撮れる!アンパンマン はじめてのデジカメ』、『Twitter』と連動するおもちゃなど、ガジェット寄りの製品がそろっているとのこと。
ガジェット通信でこれまで紹介している製品の実物や未発表の新製品など、今年もおもちゃショーの取材は忙しくなりそうです。18日と19日は一般公開日なので、読者の皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。事前にチェックしたい方は、16日からお届けするレポートをお楽しみに!
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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